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「へうげもの」発茶の湯新スタイル「給湯流茶道」サラリーマンは戦国武将として戦場で抹茶をたてるのだ

オフィスの給湯室に茶席を設けて、ちびまる子ちゃんのごはん茶碗で抹茶をたてる流派がある。
「給湯流茶道」、いわば茶道界のニューウェーブだ。
一体どういうことなのか。家元の谷田半休(たにだ はんきゅう)さんに話を聞いた。
「へうげもの」発茶の湯新スタイル「給湯流茶道」サラリーマンは戦国武将として戦場で抹茶をたてるのだ
給湯流茶道(右が家元・谷田半休さん)

国宝の茶室で大爆笑


──給湯流茶道について教えてください。

谷田 2010年に生まれた現代茶道の流派です。オフィスビルの給湯室を茶室に見立てて、そこで茶会を開いています。

──給湯室って、よく会社にある普通のあれですか。コーヒーカップを洗ったり、ゴミを捨てたりする?

谷田 はい。サラリーマンって実は、戦国武将にすごく似てるんですよ。武将は戦に、会社員は仕事に命をかけているでしょう。戦国時代、武将たちは戦場で抹茶をたてて飲んでいました。だから私たちサラリーマンも、戦いの場であるオフィスで抹茶をたてよう、というのがコンセプトです。

──えええ……なんかすごい。何があってそんな考え方に?

谷田 立ち上げのきっかけになったのが、週刊モーニングで連載していた『へうげもの』を読んだことです。信長や秀吉など、明日死ぬかもしれない戦国時代の武将たちが、戦の合間をぬって真剣にお茶を飲んでいる。感動しました。
「へうげもの」発茶の湯新スタイル「給湯流茶道」サラリーマンは戦国武将として戦場で抹茶をたてるのだ
(山田芳裕著、講談社)戦国武将たちと千利休の“茶の湯”にまつわるストーリーが描かれる

──漫画を読んで、新しい流派をつくろうと。

谷田 最初は全然そんな気なくて、ただの利休ファンだったんです。あるとき京都に行って、現在は国宝になっている利休作のお茶室・待庵(たいあん)を見てきました。わずか2畳の茶室です。建設当時はそれが最高にわびているとされていました。実際に自分の目で見て、たしかにわびてる。でも、どう考えても狭すぎる。...続きを読む

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「「へうげもの」発茶の湯新スタイル「給湯流茶道」サラリーマンは戦国武将として戦場で抹茶をたてるのだ」の みんなの反応 5
  • 匿名さん 通報

    試みは面白い❗

    2
  • 匿名さん 通報

    給水室に座るのは、衛生上、汚く感じてしまうのは、私だけでしょうか?

    1
  • 小村トリコ 通報

    取材者です。記事では触れていませんが、茶会前には床をよく掃除して、ヨガマットを敷いた上に座るそうです。

    0
  • 匿名さん 通報

    起源はタニダ

    0
  • ネトパヨ 通報

    あべが

    0
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