4月期の連続ドラマの多くが折り返し地点を過ぎたが、大苦戦している2人の俳優に目が向けられている。


 ひとりは「ターミネーターと恋しちゃったら」(テレビ朝日系、以下「タミ恋」)で初主演を務めているSnow Man宮舘涼太(33)だ。


 先日開かれたカンヌ国際映画祭では、カンヌ・プレミア部門出品の「黒牢城」(黒沢清監督、主演/本木雅弘)の出演者として、レッドカーペット上でターンと決めポーズを繰り返し、世界に向けてその存在をアピールしてみせたが、国内のテレビ関係者の評価と視聴者の反応は鈍い。


 土曜日の夜11時から30分という放送枠の視聴者は、Snow Manのファン層とほぼほぼ同じ、F1層(20歳から34歳の女性)とT層(13歳から19歳の男女)がほとんどを占めているといわれているが、残念ながら興味を示されていないようなのだ。


 その根拠とされるのが、見逃し無料配信動画サービスのTVerの“お気に入り登録者数”ランキングだ。4月期は波瑠(34)と麻生久美子(47)の「月夜行路-答えは名作の中に-」(日本テレビ系)と、堤真一(61)の「GIFT」(TBS系)の2作品が、登録者数70万前後で激しいトップ争いをしている状況だが、「タミ恋」は約30万8000で、ランキングは第23位(5月29日現在)と低い。


 3年前には週刊文春が、宮舘の大河ドラマ「どうする家康」への出演を強く推すNHKに、主演の松本潤(42)が「(端役とはいえ)まだ大河に出る器じゃない」と“待った”をかけたという報道があったが、はからずもこれを裏付けるような結果となっている。


テレ朝としては、とりあえずSnow Manのファンは見てくれるだろうとタカをくくっていたのでしょうが、そんな身内にすら振り向いてもらえない事実は見逃せないでしょうね。同じメンバーの目黒蓮(29)は映画『ほどなく、お別れです』と『SAKAMOTO DAYS』で興行収入が70億円に手が届きそうな勢いですから、グループ内格差がいよいよ鮮明になってしまいました。これでしばらくは宮舘の主演としてのキャスティングは敬遠されるかもしれません」(テレビ関係者)



所属事務所を独立した大勝負で残念なズッコケ

 2人目は今年1月、30歳を迎えた橋本愛。橋本といえば、大河ドラマ「西郷どん」「青天を衝け」「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で主人公の妻役を演じ、女優としてNHK連続テレビ小説「あまちゃん」からのステップアップを確実にしている印象だが、地上波の連続ドラマとなると、こちらも振るわない。


 その橋本が「家庭教師のトラコ」(日本テレビ系)以来、3年半ぶりに主演を務めているのが、佐藤二朗(57)との「夫婦別姓刑事」(フジテレビ系)。


「企画・原案が秋元康でテーマは警察もの。佐藤は映画『爆弾』『SAKAMOTO DAYS』『名無し』で今、ノリに乗っている役者ですから、橋本との“化学反応”を期待していたのでしょうが、視聴率は危険水域の3%台前半といわれています。

人気の高い警察ものでこの数字は厳しい。橋本にとっては、これが15年間在籍したソニー・ミュージックアーティスツから独立して初めての連ドラ。独り立ちした彼女がどんな作品を選び、どんな数字を残すのか、私たちはそこにも注目していたのですが見事にコケてしまいました」(週刊誌記者)


 トップアイドルグループのメンバーと、大手芸能事務所という後ろ盾がなくなった女優。2人の今後から目が離せない。


(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)


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