「千穐楽にもかかわらず、ロビーでのお見送りの場に紀香さんの姿はありませんでした。お会いできるのを楽しみにしていたのですが……」(観客の1人)
10月27日、片岡愛之助(44)の座頭公演『GOEMON 石川五右衛門』が千穐楽を迎えた。
「あの扇千景さんだって80歳を超えた今も自分で運転して坂田藤十郎さんを送り迎えしています。紀香さんには『万が一、事故でも起こして舞台に穴を開けたら』と考えてほしかった……。これでは“梨園妻失格”と言われても仕方ありませんね」(歌舞伎関係者)
本誌は千穐楽後の2人を目撃していた。公演後に愛之助の車が出てきたが、和服姿の紀香は後部座席へ。近くにあるホテルに向かうと、彼女だけが中に入っていった。それを確認してから車を出発させた愛之助だが、1時間ほどで再び戻ってきた。どうやら紀香を待っているようだ。そして15分後。ホテルから出てきた紀香は髪をおろし、和服から洋服姿になっていた。着替えを終えた妻を車に乗せると、愛之助はようやく帰路についた――。
「愛之助さんはかなりの車好きとして有名で、車の運転も自分で運転したいという思いが強いのです。しかし『座頭を張る役者である以上、そこは妻に任せるべきだ』と苦言を呈する声も出ています」(別の歌舞伎関係者)
そんな夫婦の関係について、一部週刊誌は“愛之助はアッシーくん状態”と揶揄していた。
「昼夜2回の公演を終えた愛之助さんは疲れているなか、紀香さんを青山の美容サロンに送っていったのです。そしてさらに迎えまで。そのとき時間は、すでに午後11時をまわっていたそうです。そうした報道を知って『夫にそんなことさせるなんて、妻としてなっていない!』と陰口を叩いている先輩妻たちもいるみたいです」(芸能関係者)
そしてさらに、先輩妻たちは彼女の芸能活動にも目を向けていた。
「紀香さんのスケジュールがすでに来年7月まで埋まっているのです。来年2月からは『にっぽんの演歌の祭り2017』の司会で1カ月間にわたって全国の主要都市をまわる予定。その後も、6月から新橋演舞場での1カ月公演『熱海五郎一座 フルボディミステリー』に出演が決まっているそうです。彼女は結婚会見では『彼の子どもを産みたい』と語っていました。そのため先輩妻たちから『年齢的なことを考えても、今は妊活に専念するべき時期。にもかかわらず自分の仕事を優先するなんて、本当に世継ぎのことを考えているのでしょうか?』という声も聞こえてきています」(前出・歌舞伎関係者)
夫婦の形は人それぞれ。
「梨園妻デビュー初日はお客様に囲まれるなど大騒ぎになりましたが、それでも紀香さんは甲斐甲斐しく楽屋とロビーの往復をしていました。和服の着こなしもアップにした髪も役者の女房そのもの。“若奥様”としては及第点だったと言えるのではないでしょうか。新参者が叩かれるのは、梨園の世界では通過儀礼のようなもの。これを乗り越えてこそ、一人前の梨園妻になれるのでしょうが……」(前出・別の歌舞伎関係者)
梨園妻失格の烙印を押そうとする先輩妻たちの口撃。持ち前のガッツで、ガンバレ紀香!