◆米大リーグ ブルージェイズ6―4オリオールズ(7日、カナダ・トロント=ロジャースセンター)

 ブルージェイズが6回の5得点で一気の逆転勝ち。岡本和真内野手(29)もこの回2―4で迎えた2死二塁から左前適時打を放つなど貢献したが、物議を醸す走塁がその裏にはあった。

 4点ビハインドの6回。ピニャンゴの4号ソロで1点を返し、なおも1死一、三塁。バレンズエラの遊ゴロで、オ軍の遊撃手ヘンダーソンは3フィートラインから膨らむように二進した一塁走者クレメントにタッチせず、打者走者をアウトにした。二塁塁審に3フィートを越えるラインアウトをアピールしたが却下され、ベンチから飛び出したアルバーナス監督が抗議するも、判定は覆らなかった。

 「走者が走路をつくるんだ。彼(ヘンダーソンは)本気でタッチにこなかったし、タグ(タッチ)されないことと、ダブルプレーにしないことを目指して全力を尽くしただけ。あとは審判の裁量だと思う」とクレメントは話した。

 ブ軍のシュナイダー監督は「運が良かったのかも。判定が覆らないことを祈っていた。あれは、ビデオ判定できないプレーだけど、正直どちらに転んでもおかしくなかった」と胸をなでおろした。審判がスルーしたことで併殺を逃れ、続く岡本の左前適時打から逆転につながったのだから、無理もない。

  一方、9回の守備では、オ軍ホリデーの投ゴロで、抑えのバーランドは一塁ベンチ側に膨らんで走る打者の背中にタッチしてアウト。

アルバーナス監督は再び抗議も判定は覆らず、2つの3フィートラインに関する走塁が明暗を分けた。

 岡本はタイムリーの直後、ヒメネスの二塁打で一塁から同点のホームへ激走。前日の第2戦では、三塁走者を確実に生還させるため、あえて二、三塁間で立ち止まる頭脳的走塁をみせるなど、今回の3連戦は要所で走塁が得点のカギとなっていた。

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