舞台「銀牙 -流れ星 銀-」~絆編~が開幕! 佐奈宏紀さんを主演に迎え、郷本直也さん、安里勇哉さん、塩田康平さん、尾関陸さん、赤澤遼太郎さん、荒木宏文さんといった俳優たちが“犬”を演じ、”打倒!! 赤カブト”を目指します!
本舞台は、高橋よしひろ先生による累計1000万部を超える人気マンガ「銀牙 -流れ星 銀-」が原作。連載終了30年もの時を経て、佐奈宏紀さんを主演に迎え上演されました。本記事では7月6日(土)に行われたゲネプロの様子をお届けします。佐奈宏紀、安里勇哉、荒木宏文が“犬”となって駆け巡る!舞台「銀牙 -流れ星 銀-」~絆編~ゲネプロレポート 写真画像 numan1▲銀役:佐奈宏紀さん
父の仇のため、立派な熊犬への修行スタート
物語は、熊狩りのための犬(通称:熊犬)のリキ(坂元健児さん)を中心とした犬たちが、人間ですら手に負えない凶暴な人食い熊・赤カブトに立ち向かった結果、リキが破れて谷底へ落ちてしまうシーンから始まります。統率力あふれるボス犬・リキを継ぐ存在として現れたのが、リキの息子・銀(佐奈宏紀さん)。銀は、リキと同じく優秀な熊犬の資質を持つとされる“銀色”の虎毛を持っていたことから、飼い主である竹田五兵衛(平川和宏さん)のもと、立派な熊犬になるための訓練を受けます。
水中や崖などさまざまな場所で訓練を積み重ね、熊犬としての実力をつけていく、銀。父を超える才能がどんどん芽生えます。

奥羽軍を率いていたのは、赤カブトに殺されたはずの父・リキだったのです。父との再会を驚く銀でしたが、リキの記憶はなくなっており、銀のことを思い出せません。
銀は動揺しながらも、リキの命令のもと、ベン(郷本直也さん)をはじめ、スミス(塩田康平さん)、ハイエナ(尾関陸さん)らと赤カブトを倒すための「仲間を探す旅」に出ます。
最初に出会った仲間であるジョン(安里勇哉さん)と互いに成長することを誓い、新たな犬(おとこ)との出会いを求めるのでした。


戦いを経て、増えていく仲間たち。中には裏切り者も……?
10日間ほど走り続けて銀たちがたどり着いたのは、山梨県甲府市。ベンが仲間にしようと近づいたのは、赤虎(赤澤遼太郎さん)・中虎(岩城直弥さん)・黒虎(松井遥己さん)による甲斐の三兄弟。気性が激しい彼らですが、ベンに対する過去の恩を思い出し、仲間に加わります。銀はともに行動していたハイエナの裏切り行為もありながら、戦いを経て成長していきます。

しかし、黒邪鬼の策略のせいで銀たちと赤目は、対立しそうになり……?
果たして、黒邪鬼との戦いに銀は勝てるのでしょうか。そして、どんな仲間が加わるのでしょうか。舞台では、“打倒・赤カブト”を掲げて戦い続ける銀の成長が歌やダンスとともに描かれています!
セットを飛び越える“犬”たちの動きに注目!
舞台「銀牙 -流れ星 銀-」~絆編~の見どころは「犬(おとこ)たちの動き」。銀が“父・リキを継ぐ存在”として登場するシーンでは脚で頭を掻いたり、戦いのシーンではセットに飛び乗ったりと、犬にしか見えない動きをしながら舞台上を駆け巡ります。マンガを飛び越え、舞台上で魅せる犬の動きは、劇場でしか観られません!
遠吠えをあげるシーンはまさに犬そのもの。彼らの動きや声に違和感がないのも、振り付けや演出、芝居の力を感じます。
また、銀であれば秋田犬、ジョンであればジャーマン・シェパード・ドッグ、ベンであればグレートデンといった、犬種の特徴を活かしたメイクや衣装も注目ポイント!
指の先だけでなく、尻尾の動きも彼らが“犬”であることを自然と魅せてくれます。


なんといっても犬(おとこ)たちの熱いバトル!
劇中では敵対する犬(おとこ)たちのバトルシーンが詰め込まれています。アクロバティックな動きをしたり、なかには武器を持って戦うシーンも。セットとセットを飛んで移動したり、崖に見立てたセットから飛び降りたりと、広い舞台上を使ったアクション、お互いが守るべきもののために戦うシーンは観客も熱くなるでしょう。
アニメのオープニング曲が流れたり、映像も使いながら「銀牙 -流れ星 銀-」の世界を表現しているため、原作ファンも楽しめるはず。

犬たちが踊り、歌い、高まった熱量を客席まで届けます。正義を掲げ、倒れても立ち上がれと高らかに歌うストーリーを支える歌唱やダンスは、ミュージカル好きな方に響くものがあるはずです!
まとめ
マンガから飛び出てきた“犬”たちの熱い友情を描いた本作。舞台には、銀たちと仲間探しの旅に出ているような感覚で「銀牙 -流れ星 銀-」の世界に浸れる工夫が、多く施されています。
銀をはじめとした犬たちが出会いと別れを繰り返しながら、もがき、苦しみ、成長していく姿に感情移入してしまうこと間違いなし!
原作ファンの方も、舞台好きの方も、ぜひ劇場へ足を運び、仲間探しの旅の行方を見届けてみてはいかがでしょうか。


公演概要 舞台「銀牙 -流れ星 銀-」~絆編~
【公演概要】舞台「銀牙 -流れ星 銀-」~絆編~
【公演期間】2019年夏 東京・神戸
【原作】高橋よしひろ「銀牙 -流れ星 銀-」(集英社文庫コミック版)
【脚本・演出】丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)
【出演者】
銀 役 : 佐奈宏紀
ベン 役 : 郷本直也
ジョン 役 : 安里勇哉
スミス 役 : 塩田康平
ハイエナ 役 : 尾関 陸
赤虎 役 : 赤澤遼太郎
中虎 役 : 岩城直弥
黒虎 役 : 松井遥己
モス 役 : 千代田信一
黒邪鬼 役 : 北代高士
竹田五兵衛/語り 平川和宏
赤目 役 : 荒木宏文
リキ 役 : 坂元健児
ほか
【チケット料金】8,800 円(前売・当日共/全席指定/税込)
【公演に関するお問合せ】
ネルケプランニング TEL:03-3715-5624(平日 11:00~18:00)
【チケットに関するお問合せ】
サンライズプロモーション東京 TEL:0570-00-3337(全日 10:00~18:00)
【後援】東成瀬村 横手市
【協力】一般社団法人 日本 2.5 次元ミュージカル協会 一般財団法人 横手市増田まんが美術財団
【主催】ネルケプランニング
【公式 サイト】https://www.ginga-stage.com/
【公式 Twitter】https://twitter.com/stage_ginga (@stage_ginga) #舞台銀牙
©高橋よしひろ/集英社・舞台「銀牙 -流れ星 銀-」
舞台「銀牙 -流れ星 銀-」~絆編~囲み会見レポート
