JFA、10代スポーツ選手の“適性診断と育成”を深める学習プログラム『TIDラーニング』を発表!「サッカー以外の競技に関わる方々の受講もお勧めします」

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日本サッカー協会(JFA)は1日、育成年代の選手に対する「適性の診断と育成」への理解を深める新たな学習プログラム「JFA TID(Talent Identification and Development)ラーニング」を開始すると発表した。



オンライン形式で無料受講が可能となっており、対象は育成年代の指導者やプロクラブのスカウトだけでなく、保護者や他競技の関係者にも広く門戸を開放。

リリースには「競技を問わない普遍的な内容となっているため、サッカー以外の競技に関わる方々の受講もお勧めします」と綴られている。



このプログラムの根幹となるのは、従来の「早期選抜型」の育成からの脱却だ。



これまでは体格やスピードなど、目に見える能力に優れた選手を早い段階で選抜する手法が主流だった。しかし近年は、すべての子どもが持つ個々の特性や潜在能力を見極め、それぞれに最適な環境を提供しながら長期的に成長を支援する考え方へと変化している。



JFAは、この一連のプロセスを「タレントID」と位置付け、選手の可能性を多面的に発見し育てることを重視している。



プログラムでは、「診断」と「育成」の2分野をそれぞれ5つの柱で体系化した。



診断分野では、選手の安全や権利を守るセーフガーディング、成長曲線や成熟度の理解、無意識の偏見(バイアス)への気付き、現在の実力と将来性のバランス評価、多面的な観察と継続的な追跡などを学ぶ。単純な結果や身体能力だけで判断せず、技術・戦術・メンタル・社会性まで含めて総合的に選手を見る視点を養うことが狙いだ。



一方の育成分野では、人間性の形成、自主自立や自己管理能力の向上、将来を見据えた長期的な育成計画、創意工夫に富んだ日常練習、個別最適化された指導、さらには世界各国のサッカー文化に触れる経験の重要性を学ぶ。選手を単なる競技者としてではなく、一人の人間として成長させることを重視している点が特徴といえる。



JFAは「JFA2005年宣言」で、2050年までに日本でFIFAワールドカップを開催し、日本代表が優勝するという目標を掲げている。その実現には、優れた才能を偶然発見するのではなく、全国各地で適切に見出し、継続的に育成できる仕組みづくりが不可欠だと考えている。



今回の「JFA TIDラーニング」は、指導者やスカウト、保護者らが共通の知識と視点を持つことで、子どもたち一人ひとりの潜在能力を最大限に引き出し、日本サッカー全体の発展につなげることを目指す新たな取り組みとなる。



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筆者:奥崎覚(編集部)



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