アシックスは2日、サッカー日本代表DFの冨安健洋と共同で開発した新型サッカー用スパイク『ジェットレイエリート(JETRAY ELITE)』を6月下旬から発売すると発表した。
スピードを重視するプレーヤー向けのモデルで、軽量性と耐久性、安定性を高いレベルで両立させたことが特徴。
Asics JETRAY ELITE
『ジェットレイエリート』は、試合中に繰り返されるスプリントや素早い方向転換、一歩目の加速といった現代サッカーで求められる動きをサポートするために開発された。最大の特徴の一つが、アッパーに採用された新素材「SILKYWRAP LITE(シルキーラップライト)」だ。
従来の「SILKYWRAP」をベースに改良を加え、さらなる軽量化を実現するとともに、屈曲性とホールド性を向上。足との一体感を高めながら、スピードプレーに必要な快適性を追求している。
さらに、足の親指付け根付近にあたるMP関節周辺には「JETCAGE(ジェットケージ)」を搭載。低反発フォーム材を配置することで横方向のブレを抑えながら、足本来の自然な曲げ伸ばしを促進する設計となっている。これにより、切り返しや方向転換、静止状態からのダッシュなどをスムーズに行えるようサポートする。
ソール部分にも独自技術が投入された。アウターソール「JETFRAME(ジェットフレーム)」は、前足部とかかと部で硬度を変える構造を採用。前足部を柔らかくすることで蹴り出し時の推進力を高め、中足部からかかと部は硬めに設計することで安定感を向上させている。
また、中足部のN字型構造とかかと部の補強バーがスプリント時のブレを抑制。
加えて、新たなラスト(靴型)として「JAPAN CRAFTFIT LAST(ジャパン クラフトフィット ラスト)」を採用。日本人プレーヤーの足形データをもとに設計されており、足との高いフィット感を実現するとともに、つま先には自然な指の動きを引き出すための適度な空間を確保。安定性とパフォーマンス向上を両立させている。
今回のスパイクを着用する冨安は、サッカーにおいて一瞬の判断や動き出しが勝敗を左右すると強調したうえで、次のようにコメントしている。
「ほんの一瞬の判断や動き出しが試合の結果を左右するのがサッカーです。試合の中で、繰り返しスプリントすることが求められる状況において、軽量性と耐久性を兼ね備えたシューズは欠かせません。『ジェットレイエリート』は、加速のしやすさと安定感があるので、プレーに集中することができます。このシューズとともにピッチに立ち、新たなチャレンジができることを心からうれしく思います」
アシックスは、冨安が求める「初速へのこだわり」を開発コンセプトの中心に据えたという。軽量化だけでなく、フィット性や耐久性、安定性を高い次元で融合させることで、スピードを武器とするプレーヤーのパフォーマンス向上を後押しする一足として展開していく。
今回の『ジェットレイエリート』は、トップレベルで戦う選手の要求と、日本人の足型研究から得られた知見を結集した新たなフラッグシップモデルとして注目を集めそうだ。
冨安も続け!実は「アシックスのスパイク」を履いていたレジェンド級サッカー選手たち
筆者:奥崎覚(編集部)
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