安徽省東匯ドローン配送サービス拠点では5月28日午後、1機のドローンが離陸場で待機していた。「積載重量15キログラム、準備完了!」操縦士が確認し、制御画面で「離陸」ボタンを押すと、ドローンは安定して上昇し、そのまま停泊中の船舶へ向かって飛行した。
ドローンは5分後、目的の船舶上空に到着し、ゆっくりと降下して、乗組員が注文した物資を甲板へ正確に投下した。その後、ドローンは自動的に拠点へ帰還した。一連の作業は途切れることなく、極めてスムーズに行われた。
10年以上にわたり長江で船舶を運航してきた高順さんにとって、このような光景はもはや珍しいものではなくなった。しかし、以前であれば、水上で荷物を受け取れるなど想像もできなかったという。
長江の蕪湖区間では、毎日2000隻以上の船舶が行き交い、往来する船員は2万人近くに達する。年間を通じて水上で生活する彼らにとって、米一袋や小包一つ、あるいは急ぎで必要な医薬品一本でさえ、手に入れるのが難しいものだった。
船員らがこの「空の物資回廊」の利便性を享受できるようになったのは、安徽省東匯ドローン配送サービス拠点の存在によるものだ。
安徽東匯儲運の汪国罕社長は、「この拠点は蕪湖市の東匯港務埠頭に位置しており、2024年9月に正式に運用を開始した。ドローンを活用して長江航路上の船舶へ物資補給サービスを提供し、船員が岸に着いて買い物をするという従来の生活スタイルを変えた」と語った。
汪氏は「この拠点で運用されている物流ドローンは最大40キログラムの積載能力を持ち、飛行半径は8キロメートル、秒速15メートルで安定飛行する。
以前は、船主が注文した物資を受け取るためには半日がかりだったが、現在では船舶が配送エリアに入るだけで、必要な物資が「空から飛んでくる」ようになった。
運用開始以来、同拠点は累計2575回の配送を実施し、配送した貨物の総重量は10.3トンに達した。総飛行距離は1万1307キロメートル、総飛行時間は296時間で、これまでに2000隻以上の船舶へサービスを提供してきた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)











