15日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比0.58ポイント(0.01%)高の4027.21ポイントと小幅に4日続伸した。
 前日までの好調地合いを継ぐ流れ。
中東情勢の改善期待が引き続き買い安心感につながっている。先週末にパキスタンで開催された米国とイランの和平協議は物別れに終わったが、2回目の協議が近く開かれるとの観測が広がった。原油高騰の警戒感が薄れたこともプラス。14日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比7.9%安の91.28米ドル/バレルと急反落し、3月25日以来の低い水準を付けた。
 ただ、上値は限定的。上海総合指数は前日、約1カ月ぶりの高値水準を付けたばかりとあって、売り圧力も意識されている。また、中国ではあす16日、1~3月期のGDP成長率、3月の小売売上高や鉱工業生産などが公表される予定。内容を見極めたいとするムードも漂っている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、医薬の上げが目立つ。浙江海正薬業(600267/SH)と津薬薬業(600488/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、通化東宝薬業(600867/SH)が6.0%高、健康元薬業集団(600380/SH)が3.0%高、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.8%高、浙江華海薬業(600521/SH)と天士力医薬集団(600535/SH)がそろって2.6%高で取引を終えた。
 銀行株もしっかり。中国農業銀行(601288/SH)が2.8%、招商銀行(600036/SH)が2.0%、南京銀行(601009/SH)が1.9%、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.2%、中国建設銀行(601939/SH)が1.1%ずつ上昇した。
公益株、食品飲料株、運輸株なども買われている。
 半面、石油・石炭株は安い。中国海洋石油(600938/SH)が2.1%、中国石油化工(600028/SH)が1.6%、中国石油天然気(601857/SH)が1.4%、広匯能源(600256/SH)が3.3%、エン鉱能源(600188/SH)が1.5%ずつ下落した。
 不動産株も急落。華遠地産(600743/SH)が10.0%(ストップ)安、信達地産(600657/SH)と華麗家族(600503/SH)がそろって3.7%安、緑地HD(600606/SH)と光明地産(600708/SH)がそろって2.6%安で引けた。ハイテク株、素材株、自動車株、保険・証券株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.75ポイント(0.28%)高の267.18ポイント、深センB株指数が4.12ポイント(0.34%)安の1196.35ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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