中国では10日、「萌えの日おめでとう」、11日には「ロリの日おめでとう」などの電子メールがいきかった。電子掲示板でも、同話題にかんする書き込みが相次ぐなど、多くのユーザーが自ら「祝賀ムード」を演出して興じた。
中国新聞社が報じた。

 「萌え」は日本起源の表現で、中国では「萌」1文字で表されることが多い。ロリは「ロリータ・コンプレックス」が語源だが、「萌え」と同様に「可愛らしさを強調した少女趣味」程度の意味で使われる。中国での表記法は「蘿莉」または「loli」。

 10月10日が「萌えの日」とされたのは、「萌」の文字の草冠を「十」ふたつに分解して、たて書き、2行として読むと「十月十日」となるから。11日が「ロリの日」なのは、「loli」の形が「10+11」に見えるからという。

 中国のインターネットでは、これまでにも5月20日や9月12日を「愛の日」として祝おうとの動きが発生した。それぞれ「あなたを愛しています」、「愛がほしい」との中国語の発音に似ているからという。

 「現代人は心理的圧力を強く感じているので、リラックスするための祝日を求める気持ちが強い」と分析する心理学の専門家もいる。(編集担当:如月隼人)

【関連記事・情報】
【中国人に聞く】10月11日は「ロリの日」に賛成?(2010/10/13)
アニメ祭応援コスプレ隊、私を見ないと「おしおきよ!」(2008/03/14)
中国の対日イメージは「南京事件・家電・桜・アニメ」(2009/08/27)
香港の街にガオー! アニメ・漫画祭に「鉄人28号」も(2009/07/31)
テーマパーク社長がコスプレ「ボク、ネズミでちゅ」(2008/01/20)
編集部おすすめ