訪日外国人数は年々増加しているが、2019年も過去最高を記録しそうだ。日本政府観光局(JNTO)が公表した19年上半期の累計訪日外客数は1663万3600人で、前年同期比4.6%増となり、過去最高となった。
このうち最も多くを占めたのが中国人であることから、中国メディアの今日頭条は1日、「なぜ中国人はそんなにも日本へ行くのが好きなのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事はまず、中国人にとって日本はますます旅行に行きやすい国になっていると紹介。政府は観光目的で来日する中国人に発給するビザの一部について、指定旅行代理店を通じたオンライン申請の受け付けを開始すると発表し、すでに先月30日から始まっている。記事は、「中国人の日本旅行は間違いなく便利になる」と歓迎している。

 記事は、日本へ行ってみると気が付くこととしてどこもかしこも中国語であふれていると紹介。中国人観光客や彼らに中国語で対応する店員が目立ち、日本は中国人に人気の旅行先であると伝えた。訪日外国人の3人に1人は中国人というほどだが、ではなぜそれほど中国人は日本旅行が好きなのだろうか。

 記事の中国人筆者はそれを「日本では良い体験ができるから」と指摘している。よく言われるのは、空港の荷物検査で流れてくる荷物が、見やすく受け取りやすく、きれいに並べて流れてくることなどで、さらにはトイレのタンクに手洗い場が付いていること、駅などの待合室では椅子の横に小さな荷物置きがあるなど、細部に感動する体験ができるので、「また行きたくなってしまう」と紹介している。

 日本では日常の一部で当たり前に感じていることだが、中国人には新鮮で、好印象のようだ。中国では台湾への個人旅行の許可証の発行が停止されたばかりだ。近隣の国や地域への旅行を考えている中国人にとって、日本はますます人気になっていきそうだ。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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