アーセナルがしびれる接戦を制し、22シーズンぶりのプレミアリーグ制覇へまた一歩前進した。

 プレミアリーグ第36節が現地時間10日に行われ、アーセナルは敵地でウェストハムと対戦した。
互いにチャンスを生かせず迎えた83分、デクラン・ライスとのワンツーでボックス内右に侵入したマルティン・ウーデゴーアのラストパスを、レアンドロ・トロサールがダイレクトで沈めて先制に成功。90+5分にはCKの流れからネットを揺らされたが、VARが介入した結果ファウルが確認され、1-0で辛くも勝利した。

 決勝ゴールを決めたトロサールや途中出場から値千金のアシストを記録したウーデゴーアもさることながら、勝利の立役者となったのが最後尾からチームを支える守護神ダビド・ラヤだ。前半終了間際にバレンティン・カステジャーノスの強烈なダイビングヘッドを右手一本で弾き出すと、78分にはマテウス・フェルナンデスとの1対1の状況で至近距離から放たれたシュートを右足でブロック。トロサールによる先制点は、ラヤのスーパーセーブからわずか6分後に生まれた。

 試合後、ミケル・アルテタ監督は「魔法のような瞬間について語るのであれば、まさにあのセーブは最も必要な瞬間の一つだった。信じられないセーブだったよ」とコメントし、M・フェルナンデスの超決定機を阻止した守護神を絶賛。元イングランド代表MFジェイミー・レドナップ氏もイギリスメディア『スカイスポーツ』を通じて「GKを称賛しなければならない。彼は立ち塞がり、右足を素早く伸ばした。信じられないセーブだ」とコメントした。

 また、現地紙『イブニング・スタンダード』はウェストハム戦のラヤに10点満点中8点を付けつつ、「またもや救世主となった。前半終了間際にカスティジャーノスの強烈なヘディングシュートを阻止し、後半のM・フェルナンデスの決定機でもビッグセーブを見せた」とパフォーマンスを総評している。


 ラヤは今シーズンのプレミアリーグで「18」のクリーンシート(無失点試合)を記録しており、3年連続のゴールデン・グローブ賞受賞が確定。2023年夏のアーセナル加入後、ここまで公式戦通算145試合に出場しているが、約半数にあたる65試合を無失点に抑えている。

 なお、アーセナルはウェストハム戦の勝利によって勝ち点を「79」まで伸ばし、1試合未消化の2位マンチェスター・シティとの暫定「5」ポイント差を維持。バーンリーとの第37節、クリスタル・パレスとの最終節を残す中、優勝争いを一歩リードしている。


【動画】アーセナルを救ったラヤの“神セーブ”!


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