デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが、ウクライナ代表との国際親善試合の試合中に意識を失うアクシデントに見舞われた。

 現在34歳のエリクセンは7日、デンマークのオーデンセ・スタディオンで行われたウクライナ戦に先発出場。
だが、後半の65分に突然胸を抑えてピッチに倒れ込むと、すぐさま異変に気づいた選手と主審がメディカルスタッフを呼び寄せてピッチ内で応急処置が行われた。

 ピッチ内では約10分に渡って治療が行われ、同選手は両チームのサポーターの拍手のなかで77分に担架に乗せられてピッチを後に。また、両チームと審判団の協議の結果、選手たちのメンタル面を考慮し、デンマークの2-1のリードの状況で79分での試合中止を決定した。

 デンマークサッカー協会(DBU)はすぐさま声明を発表し、代表のチームドクターを務めるモルテン・ボーセン氏は「エリクセンは一時的に意識を失ったが、すぐに意識を取り戻した」と大事には至らなかったとの説明で世界中のサッカーファンを安堵させた。

「クリスティアンは順調に回復しており、自力でピッチを後にしました。私の見るところ、ペースメーカーは正常に作動したようです」

「彼は一時的に意識を失いましたが、すぐに意識を取り戻し、私たちはすぐに彼とコミュニケーションを取りました」

「彼は今後、病院で詳しい検査を受け、今回の事態の原因を特定します。私たちは彼と病院の医師たちと連絡を取り合っています」

「クリスティアンは順調に回復しており、選手全員によろしく伝えてほしいと頼まれました。彼は大丈夫だと伝えています」

 エリクセンは2021年6月にコペンハーゲンで行われたEURO2020のデンマークvsフィンランド戦で試合中に心停止を起こし、ピッチ上で蘇生措置を受けた過去があった。

 その後、植込み型除細動器(ICD)を装着し、キャリアを継続。ICDを装着してのプレーが認められていないイタリアスポーツ界の事情により、当時在籍していたインテルを退団することになったが、フィンランド戦から8カ月後の2022年2月、プレミアリーグのブレントフォードで実戦復帰を果たした。

 以降はマンチェスター・ユナイテッド、現在はヴォルフスブルクでプレーしており、今シーズンは公式戦34試合3ゴール10アシストの数字を残していた。
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