8月16日に東京Dで開催された「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」では、巨人の監督、コーチ、選手全員が背番号3のユニホームを着用。試合前のセレモニアルピッチは王貞治氏、原辰徳氏が左右の打席に向かい合って立ち、投手を松井秀喜氏、球審を高橋由伸氏、捕手を阿部監督が務める豪華な演出だった。
前記の5人と長嶋さんは、通算本塁打で巨人の上位を占める。選手時代の背番号はご存じの通り。1番でプロ野球最多の868本、3番で444本、10番で406本、8番で382本、55番で332本、24番で321本。通算300本塁打以上が6人は、前身球団を含め5人のソフトバンクを抑えて巨人が最も多い。
投手では巨人のエース番号として18番が有名。昨年の菅野まで通算788勝は、2位の17番に100勝以上の差をつけて最多の勝ち星を誇る。では、背番号別の本塁打は? そういえば、これまでに見た覚えがない。1番がトップなら誰も驚かないと思いつつ調べてみた。なお、シーズンの途中で背番号を変更した選手は勝利数と同じく、本塁打もその年の最後につけていた番号に加えてある。
王の前は1番で3人が計43本だから、868本と合わせて911本。これを上回る番号が一つだけあった。昨年まで918本。
◆阿部 大和(あべ・やまと) 2006年入社。プロ野球の記録担当。※最多本数の解答は背番号8。