「ラグザス presents 第32回 WBSC U―18 野球ワールドカップ」に出場中の侍ジャパン高校日本代表は1次ラウンドA組を5戦全勝で1位通過。11日からはスーパーラウンド(SR)に臨み、まずはB組1位の強敵・米国と対戦する。

10日には沖縄セルラー那覇の室内練習場でナインが最終調整を行った。

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 自然と汗が噴き出る。主将の阿部葉太外野手(横浜3年)は米国の速球派投手をイメージして、しっかりと木製バットを振り抜いた。

 「オープニングラウンドを全勝で勝ち進むことができて、チームとしてもいい感じに来ている。しっかりと一戦一戦、戦っていきたいなと思っています」

 相手は難敵・米国だ。「ホテルで見ても、体が大きい選手が多いですが、日本の野球をしっかりとやって戦っていきたい。走塁は日本にとってのカギかなと思っている。走塁でしっかりと立ち回っていきたい」。スピードを武器にできる選手がそろうだけに、日本らしい機動力野球で攻略の糸口を見いだす構えだ。

 チームの雰囲気は最高潮。副将の中野大虎投手(大阪桐蔭3年)、岡部飛雄馬内野手(敦賀気比)ともコミュニケーションを密に、戦う集団を作り上げる。「中野は元気印。

チームを盛り上げてくれるところがありますし、岡部は自分のことが好きなので、色々言ってくるんですけど、仲良く3人でチームを作り上げて、いいチームにしていきたい」。高校侍が一丸となって、米国から勝利を奪いに行く。(加藤 弘士)

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