◆JERAセ・リーグ ヤクルト2―8巨人(17日・神宮)

 先発投手は初回に味方に大量点を取っていただくと、逆に責任感が増すものなんです。4点をもらったウィットリーはまさにそう。

「最低でも5回はしっかり投げないといけない」などと考えてしまって立ち上がりが難しくなる時もある。

 リズムよく投げていかないといけない。その状況で一番やってはいけないのは四球、ボール先行だ。正直、初回はよくなかった。無死一塁で二塁手・浦田の好守でのダブルプレー。あれがすべてと言ってもいいくらいで、助けられた。その後も7点リードの3回先頭、丸山和にいきなり3ボール。結果的に抑えたけど、やってはいけない投球だ。

 それが4回からリズム、テンポが見違えるようによくなった。その要因は3回、長岡から奪ったナックルカーブでの空振り三振ではないか。2回からこの球が狙ったゾーンに決まり始めていたけど、この一球で「確信」をつかんで勢いづいた。

 120キロ台後半のナックルカーブに平均150キロを超える直球との組み合わせが本来のスタイルだろう。

注文をつけるなら、2ボール、3ボールのカウントが多いこと。最低でも1―1をつくって勝負してほしい。それができれば白星はついてくる。(スポーツ報知評論家・宮本 和知)

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