◆明治安田J1百年構想リーグ(イースト)▽第11節 鹿島1―0浦和(18日・メルスタ)

 鹿島が浦和をホームに迎えた一戦は、鹿島が1―0で勝利した。後半36分にCKの流れからDF濃野公人が決勝点を奪った。

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 一進一退の攻防となったが、どこか「負ける気がしない」雰囲気は漂っていた。スコアが示す通り、完勝ではないし快勝でもないが、鹿島が慌てふためく場面は一切なく、危なげなく勝ちきった試合となった。

 鈴木優磨は「鹿島は全員が黒子にもなれるし、主役にもなれる。僕たちは全員が1つになって戦える」と胸を張った。

 この日で言えば、豪快な右足の一振りで決勝点を奪った濃野が「主役」となったが、濃野自身は前節で川崎FWマルシーニョを封じ込めるなど「黒子役」として活躍していた。この日ゴールのなかったレオセアラ、田川亨介の2トップも献身的なプレーで「黒子役」をこなすなど、一体感がチーム全体を包み込んでいる。

 選手層の厚さはリーグ随一となっており、1度スタメンで好パフォーマンスを発揮できないと、次節でベンチを外れてしまうこともある状況。相当の緊張感の中でのレギュラー争いとなっているが、それでも自己アピールに走る選手は皆無であり、献身性を忘れない。

 鈴木は「僕たちは全員が1つになって戦えるチーム」と力を込めた。昨季王者として“連覇”を掲げた百年構想リーグは、これで11試合を終えて勝ち点29。試合数で並ぶ2位FC東京との勝ち点差は6に広がった。“連覇”に向けた視界は良好だ。

(岡島 智哉)

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