◆第28回中山グランドJ・JG1(4月18日、中山競馬場・障害芝4260メートル、良)

 第28回中山グランドJ・JG1は18日、中山競馬場の障害芝4260メートルで10頭で争われ、エコロデュエル(草野)が史上5頭目の連覇を達成。圧倒的1番人気に応え、オジュウチョウサン以来のJG1・3勝目をマークし、王者の貫禄を示した。

 王者の風格を感じさせる圧勝劇だった。エコロデュエルが最終障害を飛越後、後続を確認した草野が「後ろは、どのくらい来てるのかなと思ってターフビジョンを確認したら、もう見えなかったので『オイオイ』と。とんでもない強さでした」と絶賛した走り。レジェンド障害馬オジュウチョウサン以来となるJG1・3勝目で、現役1強を強烈に印象づけた。

 昨年の8馬身差を上回る大差勝ち。自身のコースレコードを1秒5短縮しての連覇達成は、イメージ通りの競馬ができた結果だった。草野は「行く馬がいなくて、スローペースで馬が気分を悪くするのが一番嫌だった。『もう、行ってもいいぞ』くらいの気持ちで、前をつついてペースを落とさないように行きました。道中はいいところで競馬ができたと思います」と胸を張った。

 今年で7歳を迎えたが、鞍上は精神面の成長を感じていた。「体は去年から大きく変わったところはないと思いますが、メンタルが落ち着いてきました。今日も返し馬が穏やかで少し不安になっていたのですが、競馬に行けばちゃんと自分から走ってくれた。

これくらいでいいんですね」と目を細めた。

 岩戸調教師も「大人になっている。未対戦の馬がいて展開も読めなかったが、この勝ちっぷりなら年末も」と自信を深めた一戦となった。今後は昨年同様に夏場は休養に充てて東京ハイジャンプ・JG2(10月18日、東京)から中山大障害(12月26日、中山)連覇を目指す予定。オジュウチョウサンに追いつき、追い越すための戦いはまだまだ続く。(西山 智昭)

 エコロデュエル 父キタサンブラック、母クラリネット(父ジャイアンツコーズウェイ)。美浦・岩戸孝樹厩舎所属の牡7歳。北海道日高町・下河辺牧場の生産。通算26戦7勝(うち障害16戦6勝)。総獲得賞金は4億125万1000円(うち障害3億9021万1000円)。主な勝ち鞍は23年京都ジャンプS・JG3、25年中山グランドJ、中山大障害(ともにJG1)。馬主は原村正紀氏。

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