◆JERAセ・リーグ DeNA1―4巨人(26日・横浜)
巨人がDeNAに連勝してカード勝ち越しを決め、貯金を今季最多の4とした。先発の井上温大投手(24)は大先輩の田中将、則本から学んだ“メリハリ投球”で6回3安打1失点(自責0)の好投。
声に出し、井上は自分に言い聞かせた。「勝ってる、勝ってる」。安打と味方の失策で1点差に迫られ、なおも2死一、二塁のピンチ。「冷静に落ち着いて、低めに投げることができた」。一打同点の場面で迎えたビシエドを三ゴロに仕留めると、思わず感情があふれ出た。「ヨッシャ~!」。左拳を突き上げ、腹の底からほえた。
ギアチェンジを駆使した。
きっかけは田中将、則本の姿だった。「同じ真っすぐでも変化球でも、強弱をつけて投げたりというのを見ていて」。これまではどの球も全力投球。ベテランの投球術が新鮮に映った。すぐに動いた。トレーニングが重なるタイミングを見計らって、すかさず質問攻め。「なるべくどこかで楽な部分をつくる。
プロ生活も7年目。オンオフもメリハリをつけて過ごしている。「あんまり飲まないようにはしているんですけど…」。つかの間の楽しみはスターバックスの期間限定ドリンク。憩いのひとときを過ごすのがちょっとした楽しみだ。最近では、限定販売されているコーヒーゼリー味のフラペチーノを堪能し「おいしかったです」と笑った。グラウンド内外の切り替えも、この日の好投に生きたのかもしれない。
DeNAとの通算対戦成績は6勝1敗で6連勝の“ベイキラー”だが、キャリア初の2ケタ勝利へ、ベンチではいつも通り気付いたことなどをノートに記し、次戦以降に備えることも忘れなかった。
◆高木豊Point 井上は、点差などに縛られず、自分の力を出し切るという一貫した姿勢が見えた。門脇のエラーが絡んだ6回のピンチは、去年までなら「絶対ゼロで抑えなきゃ」と力み返っていただろうが、三森の適時打の後は淡々と抑えた。ピンチでも、きわどい判定でも表情を大きく崩さない。喜怒哀楽の振れ幅が減っている。メンタルをコントロールする精度が高くなっているね。(スポーツ報知評論家・高木 豊)










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