巨人のファームを詳しく紹介する随時掲載の新企画「ファーム情報FROM G TOWN」。第5回は通算2000安打まで残り70本に迫る丸佳浩外野手(37)にスポットを当てる。
逆襲に向けて、丸は静かに爪を研ぐ。21日に2軍へ合流し、同日の西武戦で即本塁打をマーク。ここまで降格後6試合で打率3割7分5厘と復調の気配を見せる。練習中には石井2軍監督と身ぶり手ぶりを交え打撃論を交わし、Gタウンの試合後は、連日の特打で振り込む日々を送る。
丸「琢朗さんがカープの打撃コーチになられた時から今の打ち方になった。僕の打ち方を一番理解してくれている方。『もっと動きを大げさにしてもいいんじゃないか』って話をしてもらった。小さなズレが最終的に大きなズレにつながるから、そこのバランスをしっかりしないと」
今季から就任した石井2軍監督は、09年から12年(12年は1軍野手コーチ兼任)まで丸と広島でともにプレー。17年までコーチを務め、丸がまだ駆け出しの時代から知る。
石井2軍監督(以下、石)「やっぱり誰しもが経験するけれど、若いときとはやっぱり違う。年齢を重ねると、思っている以上に体が反応してくれないから。丸は4打席立ってなんぼの選手だから、まずはシンプルにゲーム勘を戻すことが優先かな」
若手時代に口酸っぱく説いたのは「逆方向に打つ大切さ」。丸は「間違いなく自分のバッティングの軸になる大事な部分」と、打撃練習では丁寧に逆方向へ打ち返す。
石「基本は逆方向。それがバットの軌道を修正する一つのポイントになる。丸の場合は元々タイミングの取り方が大きいし、大きくタイミングを取る選手は崩れるとなかなか戻ってこない。年齢とともに動きが小さくなってきていたから、もう一回こっち(2軍)にいる間に体を大きく使えるようにしたいなと」
丸は周囲が認める”練習の鬼”。2軍で汗を流すベテランの一挙手一投足を、若手は必ず見ている。
石井2軍監督「今の状態どうこうよりも、最後まで残って特打している姿だよね。(藤井)健翔なんかもいろいろ話しながらやっているし、若い選手にとってはいい教材。取り組み方や経験したことの一言一言が金言になる」
1軍の外野手は現在、佐々木、平山らが奮闘。
丸「若い選手がたくさんいる中で(2軍の)試合に出してもらっている。そこはしっかり感じて、次に上がった時に、1軍の緊張感の中でプレーできるように感覚と体を仕上げないと。下手くそなんで、練習するしかない」
黙々と汗を流し、復活の時を待つ。










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