◆JERAセ・リーグ 巨人2―3広島(30日・東京ドーム)

 巨人のフォレスト・ウィットリー投手(28)の気持ちは途切れなかった。仕切り直しの一球が最高の結果になった。

3四球で招いた1点リードの6回2死一、二塁。カウント2―1から小園に4球目を投じた瞬間にバランスを崩し、左足から転倒した。左太ももをつり、一度ベンチへ。交代するかのように思われたが、決して諦めなかった。自ら続投を申し出ると、歓声を浴びながらマウンドへ。カウント2―2、なおも一打逆転のピンチで選んだのは、決め球・カーブだった。「きょう一番よかった球種。結果的に抑えられて良かった」。二ゴロに仕留めてピンチを切り抜けると、興奮を抑えるように口を閉じグラブを大きくたたいた。

 気迫がみなぎっていた。初回からエンジン全開で、最速は155キロを計測。三振を重ねるたびに大きくシャウトした。

カーブもさえ渡り10K。新外国人の2ケタ奪三振は、18年7月17日の阪神戦(甲子園)で10Kのヤングマン以来。5四球を与えながらも6回まで安打を許さず、92球で交代した。だが「自由に歩かせてしまう状況をつくった。安打はなかったけど、少しケチがつく内容だった」と自己採点は厳しめ。阿部監督も好投を評価しつつ「ただで塁をあげているケースが多かった」とさらなるレベルアップを求めた。

5四球を反省 8回、ルシアーノが坂倉に逆転3ランを被弾して今季2勝目はお預け。「四球が多かったので、次回に向けてしっかり取り組んでいきたい」と、宿題を持ち帰った。(北村 優衣)

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