◆JERAセ・リーグ ヤクルト2-10阪神(30日・神宮)

 阪神・佐藤が“3冠弾”をぶっ放した。6―2の7回1死、高梨の135キロスライダーを豪快にすくい上げ、スタンドインを確信した。

右翼席へ吸い込まれるのを見届けると、悠々とダイヤモンドを回った。打率3割7分6厘、25打点に加え、7本塁打でも首位の森下と並んだ。打撃主要3部門でトップに立ち「いい状態をキープできれば」と納得の表情だった。

 勢いづいた佐藤を誰も止められない。8回1死一、二塁から、ダメ押しの中前適時打を放った。今季チーム最多16安打で10得点の打線をけん引した。不動の4番は今季38安打、出塁率4割4分4厘で、盗塁(1)以外の表彰対象タイトル5部門で1位。圧倒的な成績を残していても「よかったです」と、短いひと言で振り返った。

 首位攻防に連勝でヤクルトに1ゲーム差をつけた。2年ぶりに4月を1位で終え、今季最多タイの貯金8とした。藤川監督が「ゲームとしてはいい形でできた1か月」と言えば、「いい準備ができているので、続けていきたい」と佐藤。絶好調の主砲が、5月以降も猛威を振るう。

(藤田 芽生)

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