ネット裏から見ていてとても興味深い対戦だった。
5―2と3点リードの5回の巨人の守備。
甲子園は風速8~9メートルの強風で、ライトからレフトへの強烈な浜風。左打者が引っ張っても打球が戻されるため右翼への本塁打は難しい環境だ。
そんな中、この打席で初球から4球連続で佐藤の内角を攻めてファウル、見逃し、ファウル、ボールと追い込んだ。5球目は外角高めに外れたが、6球目からまたも3球連続内角でファウル、ボール、ファウル。フルカウントとなった。
打席の佐藤に内角を存分に意識させる配球だった。本塁打は避けたい場面で、外角を左翼方向に流し打ちで痛打されれば、風に乗ってスタンドインの可能性もある。だから、内角を徹底して攻めている、外角には来ないのでは、と佐藤は感じていたかもしれない。
9球目。ラストボールは外角直球だった。意表を突かれたような中途半端なスイングで空振り三振。
佐藤を抑えた時点で田中将の球数は82球。続く大山は4球で抑えた。この打席で仮に本塁打でなくても安打や四球で出塁され、その後も球数を消費したら、投球イニングや継投も違った展開になっていた可能性がある。それだけに佐藤輝との9球の勝負は中盤の大きなポイントの一つだった。
田中将は5回を終えて86球で6回も続投。6回1死満塁のピンチを招いたところで船迫に継投し、5回1/3を104球8奪三振という結果だった。船迫は押し出し四球で2点差に迫られたが、福島を二ゴロ併殺に抑えてリードを守った。
大勢がコンディション不良で残留調整、中川とルシアーノが連投中というブルペン事情もあり、1イニングでも1アウトでも多く投げることが求められていた中でベテラン田中将が見せた力投。右膝自打球から6試合ぶりに先発復帰した大城が懸命にリードした。(片岡 優帆)
巨人・阿部監督「(田中将について)タイガースもそうだけど、最近四球がキーワードになっている気がする。出そうと思って出してるんじゃないでしょうけど、それをどれだけ減らせるか、今後の課題としてやってほしいですね。










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