北中米W杯(日本時間6月12日開幕)の日本代表メンバー発表会見が、15日に行われる。スポーツ報知では、第2次森保ジャパンを取材してきた6人の記者が、独自の視点から26人を選出。

「メンバー予想」ではなく「自分が監督だったら…」の視点で選んだ26人となる。第4回は浅岡諒祐記者。

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 (メンバーは年齢順)

 ▼【GK/DF(12人)】

 GK:早川友基、大迫敬介、鈴木彩艶

 DF:長友佑都、谷口彰悟、板倉滉、渡辺剛、冨安健洋、伊藤洋輝、瀬古歩夢、菅原由勢、鈴木淳之介

 今回の選出で一番悩んだのは、「DFを何人メンバーに組み込むか」。その最大の理由は冨安と長友を入れるかだが、最終的には両選手を含む、多めの9人を選んだ。

 冨安はコンディション面で確かに不安材料はあるが、その懸念を補ってあまりあるほど、ピッチ内外の存在感が圧倒的で、戦術の幅も広がる。相手の出方を見ながら柔軟に対応するためにも冨安は必要不可欠だ。コンディション面の問題は、センターバックを7人選ぶことで解決を図る。

 長友は精神的支柱として選出。前評判通りに結果を残せなかった過去のW杯には、共通して“ベテラン枠”が不在だった。一方で、中山雅史と秋田豊がいた02年日韓W杯、川口能活がいた10年南アフリカW杯、川島永嗣がいた22年カタールW杯は、それぞれ決勝トーナメントに進出した。困難に直面した際に必要となるのはチームを鼓舞できる存在であり、そこに説得力がある経験豊富な人物。長友のエネルギー、周囲を巻き込む力は他を寄せ付けず、まさに“太陽”のような存在。

酸いも甘いも経験した実績も十分だ。選手の枠を1枠割いてでも欲しい選手だと判断した。

 ▼【MF(11人)】

 遠藤航、伊東純也、守田英正、鎌田大地、三笘薫、前田大然、堂安律、田中碧、中村敬斗、佐野海舟久保建英

 DFでけがの懸念よりも実力と経験を評価したが、MFでも遠藤の実績を買った。ダブルボランチは鎌田と佐野が軸だろうが、その2選手に何かあった場合でも、遠藤がいれば安心だろう。ピッチ外でも主将としてチームを引っ張ってくれるはずだ。藤田譲瑠チマも5大リーグのチームで先発の座をつかんでいるが、欧州CLで結果を残し、W杯へ向けて調子を上げている守田を優先した。

▼【FW】上田綺世、町野修斗、後藤啓介

 DFとMFはより安定を求めたが、ことストライカーにおいては“調子”を優先する。大胆なサプライズはなくも、より出場機会があり、なおかつホットなメンバーを選出した。

 オランダリーグで得点王を独走している上田は説明不要。後藤はベルギー・シントトロイデンで結果を残しており、その勢いに賭けたい。小川航基、町野で残り1枠を考えたが、今回は町野を選択した。小川の得点力の高さも捨てがたかったが、シャドーもこなせる町野の万能性、所属チームのNECで出場時間が減っていることを考慮して選外とした。

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 今回のメンバー選考では、ターンオーバーした時の先発を含めた「22人」を念頭に選んだ。残り4枠のうち1枠はGKで埋まるため、あとの3枠をどうするか。ここまで触れた実力、経験、勢いに加えて、4バックに移行したときのメンバー編成も考えた。

 DF安藤智哉、MF鈴木唯人、MF佐野航大、MF相馬勇紀らも候補に入れていたが、森保ジャパンでの経験、ポジションの兼ね合いなどを考慮して、泣く泣く外した。1次リーグを突破した場合、決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)の相手はブラジルかモロッコ。この4年で積み上げた選手層の厚さの真価が問われる。(浅岡 諒祐)

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