パ・リーグ オリックス4―3日本ハム(8日・京セラドーム大阪)

 オリックス・宮国凌空(りく)投手は、初々しくデビュー戦を振り返った。「なんか、人が入っていていいなーと思いました。

緊張より、楽しさの方が大きかった」。高卒3年目で支配下昇格をつかみ、プロ初登板先発で3回2失点。初勝利はお預けとなったが、堂々のマウンドさばきで大器の片りんをのぞかせた。

 初回から持ち味を発揮した。先頭のカストロへの初球に、いきなりこの日最速の150キロを計測。落ち着いてアウトを重ねると、2死一塁からはレイエスを遊ゴロに封じた。2回は1死三塁のピンチを招いたが、万波を空振り三振、水野を三飛に退けて無失点。「思ったよりも真っすぐで空振りが取れたし、普段いかないようなところでフォークをちゃんと投げられたのはよかった。三振を取れたことは自信になりました」と、手応えを口にした。

 それでも、一筋縄ではいかないのがプロの世界だ。1点リードの3回は2死一、三塁からレイエスに左中間への逆転2点二塁打を献上。カウント3―1から内寄りのスライダーを痛打された。

「ボール先行になった時に、取りにいった球が何球かあった。レイエス選手にもそれをやられているので…」。58球のなかで、課題と収穫を持ち帰った。

 自身の降板後、チームは逆転勝ちで今季3度目の4連勝。ホームの日本ハム戦はシーズンをまたぎ、99~00年以来26年ぶりの7連勝とした。「(年俸)何千万、何億ともらっている選手とやれることは、育成ではなかなかない。新しい世界というか、ずっと上でやっている打者に投げるのは楽しかった。(早くまた)投げたいですね」と宮国。強力・日本ハム打線に立ち向かった経験を糧に、次こそは初白星をつかみ取る。

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