◆JERAセ・リーグ 中日4―2巨人(9日・バンテリンドーム)

 巨人がついに借金生活に突入し、4位に転落した。先発した田中将大投手が5回5安打4失点で今季初黒星。

中日・大野雄大投手との同級生対決に敗れた。その左腕に対して打線が7回4安打で無得点に終わった。左投手の先発時はこれで5勝11敗。4カード連続負け越しは23年4月以来で、阿部政権では初となった。

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 懐かしき「ハンカチ世代」の、ともに主役を張った2人が、バンテリンドームで投げ合った。試合が動いたのは2回。田中の制球が突如乱れた。3四球に犠打も絡んで1死三塁のピンチを招くと、8番・田中に右前安打を許して先制された。後続を断って何とか1失点で切り抜けるも、球数は2回を終わって46球。一方の大野は5回まで47球という安定感を見せ、巨人打線は的を絞れずに打ちあぐねた。

 徐々に自分のリズムを取り戻した田中だったが、5回につかまる。先頭・田中の三塁内野安打から盗塁を許し、大野の犠打で1死三塁。

この間、二盗された場面では一塁手の増田陸が早めに動いたことで一塁ベースが空き、マークの外れた一塁走者に早めスタートを許していた。捕手・岸田が二塁送球もできずに悠々セーフ。その直後の送りバントだった。さらに、1死三塁でカリステを三塁線へのゴロに打ち取るも、三塁と本塁間での挟殺プレーでミスが出る。走者との距離を縮めながらも岸田、そしてダルベックがタッチアウトできずに、最後はランナーと田中が接触し、「走塁妨害」という結末に。相手に2点目を献上し、村松、細川の連続タイムリーで4点目を奪われた。

 何とか反撃したい巨人打線だが、大野の術中にはまったまま、淡々と試合は進んだ。4月2日の対戦時は9回4安打で1点しか奪えなかった。しかも111球での完投負け。この日はファーストストライクを積極的に狙いつつも、打者によってはじっくり見送る場面もあったが、6回まで62球で料理された。7回は2番・佐々木からの上位打線も3者凡退に終わり、わずか75球。9回完封で100球未満「マダックス」の可能性を残し、8回に突入した。

 何とか一矢報いたい攻撃陣は、8回に大野からスイッチした杉浦を攻める。この回先頭・吉川が安打で出塁するなど1死二塁とすると、この日、1軍昇格した丸が代打で出場。フルカウントからの直球を捉え、右翼テラス席に今季1号2ランを放って2点差に迫った。だが、反撃もここまでで、チームは4月3日以来の借金生活に突入。左投手の先発時はこれで5勝11敗というアレルギーも悪化した。4位転落。さらに、4カード連続負け越しとなり、これが23年4月以来で、阿部政権では初となった。

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