◆JERAセ・リーグ 中日4―2巨人(9日・バンテリンドーム)

 巨人は5回の守備の乱れもあり中日に連敗。先発の田中将大投手(37)は5回5安打4失点で今季初黒星。

チームは3連敗で借金1となった。スポーツ報知評論家の宮本和知氏は守備のほころびについて、「シーズン序盤に出たことをプラスに捉えて」と、改めてチームで徹底していくことを求めた。

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 田中将は大事に行き過ぎたなという感じだね。低めにはいっているんだけど、カウントを取る中での低めは、打者はなかなか手を出してくれないこともある。

 2回は7打者全員に対し初球ボール。勝負も後手後手になってしまうし、そうなるとベテランのテクニックがあっても難しい。大野は初球からどんどんストライクを取っていた。マー君も3回以降は修正してリズムもよくなっていた。

 ベテランとはいえ大胆さは必要。その2回は7打者中5人の初球が変化球だった。もっと真っすぐで攻めてもいいんじゃないかな。自分のストレートにネガティブになる必要は全くないと思うし、自信を持っていい。

常時140キロ台後半の球速も出ていたしね。

 5回に守備のほころびが出た。無死一塁で田中に二盗を許した。バントシフトで一塁手が早いタイミングでベースを離れ、好スタートを切られた。結果論にはなるけど、一塁手が前へ出た後、再びベースに戻ってけん制するという練習も、もちろんやっているし、防ぎようはある。その後の挟殺プレーでは捕手、三塁手でアウトにしないといけなかった。ただ、今はシーズン序盤で課題が出たことをプラスに捉えて、もう一度守備を整えるきっかけにしたい。打線が本調子ではないからこそ、守備を重んじて失点を少なくし勝利をつかみたい。

(スポーツ報知評論家・宮本 和知)

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