◆明治安田J1百年構想リーグ▽第16節 FC東京2―1東京V(10日・味の素スタジアム)

 FC東京が東京Vとのダービーを2―1で制し、優勝争いに踏みとどまった。

 前半29分に先制されたが、同41分にMF佐藤龍のパスを受けたDF室屋が豪快な右足シュートをたたき込んで1―1に追いつく。

後半も一進一退の攻防が続いたが、後半アディショナルタイム5分に途中出場のFW長倉が勝ち越し弾を決めて、2―1で逆転勝利を飾った。

 リーグ10試合ぶりに先発し、後半32分までプレーした長友は劇的な勝利に「ダービーらしく、本当に堅い試合になったなと。お互いに集中力切らさずに、ヴェルディもいいチームでしたし。ただ、自分たちの方が魂の強さというか、強度で最終的に上回ったかなと思います。気持ちを込めて、魂を込めて戦いました。本当に勝ててホッとしています」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 途中交代後もベンチを飛びだして仲間を鼓舞し、ゴールが決まると長倉のもとへと駆け寄った長友。4大会連続W杯を経験している鉄人の試合後の言葉からも、その興奮度は伝わった。

 「言葉で表せないくらいの興奮を感じた。カタールW杯のスペイン戦とか、ドイツ戦に近いような感覚を味わいましたね。そのくらい自分も気持ちが入っていた。こんな格別な勝利はないですよ。

圧倒して勝つのがいいですけど、この勝利はたまらないですね。今日は寝られないんじゃない」

 首位・鹿島が横浜FMにPK勝ちだったことで、残り2試合で勝ち点4差に迫った。次節の敵地・浦和戦に勝利し、優勝の可能性を残せば、最終節は敵地で鹿島との直接対決だ。「もう自分たちは勝つしかないので。最終戦で鹿島と直接対決するので、何が起こるか分からないので、諦めずにいきます」。奇跡の大逆転Vへ、光りが差し込んだ。(後藤 亮太)

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