第65回春季北海道高校野球大会が25日、札幌モエレ沼公園野球場で開幕する。前日の24日には、出場全16校による公式練習が行われた。

23年ぶり出場を果たした帯広三条の最速144キロ左腕・安藤美壱(みいち、3年)は投打でNPBスカウトから注目される逸材。2001年以来の勝利を目指し、27日の初戦で旭川志峯に挑む。

 春全道25年ぶり勝利へ、帯広三条の安藤が投打でチームをけん引する。公式練習では初めてプレーする球場の土の感触を確かめ、「マウンドは柔らかめだったので、踏み出す足を意識して投げていきたい」と球を投げ込んだ。

 昨年2月、大雪で室内練習場が倒壊。その影響で、今オフの全体練習もウェートトレーニングの割合が増えた。投手、打者としてプロから注目を集める安藤は肉体改造に着手し、昨秋から体重は6キロ増の80キロに成長。ベンチプレス110キロ、背筋力260キロ、球速も9キロアップの最速144キロを計測し、一回り大きくなった体でラストシーズンを迎えている。

 その成果を十勝地区予選で見せつけ、打撃では3回戦で公式戦第2号を放つなど3試合で打率5割をマーク。投げても代表決定戦の白樺学園戦を含めて2試合計15回2/3を自責点0と好投。昨秋全道準優勝校を破って地区を突破し、「白樺を抑えられたことは自信になった」と手応えを口にする。

 昨秋は全道初戦2日前に見学旅行(学校行事)から帰道。

万全の準備を出来ない状況で6回無失点と好投したものの、不完全燃焼のまま1回戦敗退に終わった。今春は昨秋の鬱憤(うっぷん)を晴らす大会でもあり、「夏もあるので、相手に悪いイメージを持たせられるような試合をしたい」。初戦の相手は同じ北北海道の旭川志峯。本番の夏に向け、甲子園常連校との試金石の一戦に臨む。(島山 知房)

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