◆日本生命セ・パ交流戦 2026 阪神―日本ハム(26日・甲子園

 西勇はオリックス時代からバッテリーを組んでいた伏見とのコンビで、テンポのいい投球だった。球速を見ると、140キロに満たないが、微妙に変化させて、日本ハムの打者の芯をことごとく外していた。

ベテランらしさ全開だったが、たった一球に泣く結果となった。

 6回1死の先頭・レイエスに、甘く入った初球のスライダーをバックスクリーンに運ばれた。実は4回の対戦でも、カーブで入って見逃しでストライクを取り、カウント2―1からカーブで二飛に仕留めている。前の打席の影響で、同じような緩い球を狙われていたのだろう。しっかり引きつけられて、ピンポン球のように飛ばされてしまった。

 今季初の黒星となったが、内容的には状態が上がってきている。昨年は右膝の故障で1軍登板は1試合。30代半ばを迎え、引退もよぎるなかで、よく戻ってきた。パワー全盛の時代に、このような技巧派は希少性が高い。右打者の懐に恐れずシュートを投げ込んでいけば、まだまだ活躍できる。(スポーツ報知評論家)

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