俳優で映画監督のジャッキー・ウーが29日、都内で行われた映画「PILA」の「第48回モスクワ国際映画祭」ノミネート報告会に出席した。

 同作は病気の夫の治療費確保のために医療援助プログラムに参加する75歳レジーナが主人公。

助けを受ける前の最後の2時間で、腐敗を許すフィクサーと立ち向かい、いなくなった孫娘を探す社会的問題を描く。実話がもとになっており「生活保護を受けるために列にずっと並んでるけど、中には汚職があって順番が変わったりすることがあって、そういう中で戦っていく人がいる。僕は日本人としてそこに並んでその生活保護を受けられるけど、外国人だから受けられないこともあるし、多少もらえたとしても、それを誰かに取られてしまったり。そんな過酷なもの」と作品に込めた思いを語った。

 自身初のワンテイクムービー(カットなし)に挑戦し「ワンテイクムービーは、僕の一つの夢だった。これはノーカットでワンテープで、エキストラさんも気を抜けない」と回顧。「(撮影する時に)一番最初にやるのが『(出演者に)トイレ行ってください』と言って行ってもらう。それから撮るっていうのがこの作品」と撮影過程についても明かした。

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