東京六大学野球春季フレッシュトーナメント第1日 Aブロック▽慶大8―6東大(2日・神宮)

 慶大が大逆転で東大を下し、新人戦6連覇へ向けて白星スタートを切った。5点を追う9回に一挙7点を奪い、試合をひっくり返した。

NPB通算525本塁打のレジェンド・清原和博氏(58)の次男・勝児内野手(2年=慶応)は途中出場し、客席から和博氏が見守る前で安打を放つなど攻守で躍動した。

 諦めない気持ちが、慶大の大逆転劇を生んだ。新人戦の主将に立候補した勝児は、劣勢の中でも「想定内だから絶対に逆転できる」とナインを鼓舞し続けた。その思いが通じ、5点差の9回に2本塁打を含む6安打を集めて一挙7得点。「焦らずに自分たちの野球を貫き通そうという意識が全員にあった。その結果が逆転につながったのかな」と、劇的な勝利をかみしめた。

 1点ビハインドの5回の守備から出場すると、1死からボテボテのゴロを素早く処理する好守でチームをもり立てた。7回1死一塁の初打席では左前へと運び、昨春の新人戦以来の安打をマーク。後続が倒れて得点にはつながらなかったが、「ウェートトレーニングを冬からずっと続けて(肉体が)変わってきた。初球から強く振れるようになったことは実感できた」と胸を張った。

 客席で見守った父は、「とにかく楽しんでこい」と送り出してくれたという。攻守で躍動した主将は「これからフレッシュ(トーナメント)だったり、リーグ戦でもっと活躍して(父を)喜ばせたい。

これからもずっと、楽しく野球をしたい」。父の教えを胸に、新人戦6連覇を狙うチームをけん引する。(小島 和之)

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