◆米大リーグ Dバックス5―6ドジャース(2日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が2日(日本時間3日)、敵地・Dバックス戦に「1番・DH」で先発出場。3打数2安打2打点と一時はサイクル安打も期待される活躍でチームの連敗阻止に貢献した。

 試合は終盤にメジャーで流行中の“上半身裸軍団”が一塁側上のスタンドを占拠。大声援でDバックス側に流れが傾き、7回にはド軍が1点差まで迫られたが、何とか逃げ切った。

 Dバックス先発の右腕ソロカにはこの日まで通算2打数無安打2三振2四球となっていた大谷だが、初回先頭の第1打席で右翼線二塁打を放ち、6試合連続安打とした大谷。打者として出場した試合の連続出塁を「18」に伸ばし、3番フリーマンの9号2ランで先制のホームを踏んだ。

 2回1死一、二塁の第2打席では右翼線へ2点三塁打。前日から5打席連続安打とするとともに、今季2本目の三塁打で早くも“最難関”をクリアし、エンゼルス所属だった19年6月13日(同14日)の敵地・レイズ戦以来、日本人選手2度目のサイクル安打まで単打と本塁打だけとしていた。

 しかし、5回先頭の第3打席は野手正面の一ゴロ。歓喜した相手ファンからは「イージーアウト!」とヤジも飛んだ。7回1死三塁の第4打席は申告敬遠。敵地ながら大ブーイングに包まれた。9回先頭の第5打席は空振り三振に倒れ、7年ぶりの偉業のチャンスはついえた。この日は筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患って37歳で亡くなったレジェンドをたたえる「ルー・ゲーリッグ・デー」。

大谷は4試合ぶりの11号はならなかったが、大きな存在感を示す一日になった。

 6月初戦となった前日1日(同2日)の同戦では、WBCベネズエラ代表のE・ロドリゲスから3回先頭で左中間へ二塁打を放って今月初安打。5回には中前打、8回にはガルシアから二塁内野安打。全て左腕から今季5度目で最多タイとなる3安打と、個人としては6月を順調な形でスタートさせていた。

 大谷といえば“ミスター・ジューン”で知られる。これまで6月には月別最多の62本塁打。23年には自己最多の15発(25年5月にも15本塁打)と爆発した。月間12本塁打、ド軍史上初の10試合連続打点を記録した24年には「いろいろ改善しながら、ちょうどそういう(好調の)波が(6月に)来やすいのかな」と話していた。

 ドジャース・フリーマン(大谷について)「史上最高の選手がチームにいて、彼が素晴らしい活躍をしてくれている。見ていて楽しいし、そのチームの一員であるのはうれしいこと。彼は打席に立つ度に出塁しているように見えるし、塁上をかき乱したり長打を放ったり、あらゆることをこなしている。それを見られるのは最高だよ」

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