◆第108回全国高校野球選手権大会第4日 ▽1回戦 青森山田6-5遊学館(8日・甲子園

 2年ぶり13度目の出場となる青森山田は遊学館(石川)に勝利し、初戦突破。4強入りした2024年以来、2年ぶりとなる甲子園白星を挙げた。

 この日が18歳の誕生日の向井那々瀬(3年)は、「6番・左翼」で先発出場。2安打1打点1盗塁の活躍で勝利に貢献し、「試合に勝てたことが一番うれしい。その中でヒットを打てて良かったです」と汗をぬぐった。

 初回2死二塁から右翼に安打を放つと、3回には、2死一、二塁のチャンスで右翼への適時打を放った。向井の活躍もあり、チームは3回までに6点をリードした。4回、奮起した遊学館打線に4失点し、7回には1点差まで迫られたが、リリーフ陣による意地の継投で逃げ切った。

 スタンドからは青森山田野球部OBの父・淳美(あつみ)さん(44)も見守った。淳美さんは、1999年に同校が出場した際はメンバー入りがかなわず、スタンド観戦。甲子園の土を踏むことができなかった。この日はアルプススタンドから全力応援。自身が届かなかった夢舞台で躍動する息子の姿に「自分は立てていないので、すごくうれしい」と感激の表情。向井も「父が悔しい思いをした分、自分が甲子園で活躍するという思いで高校に入った。

お父さんの分までという思いで頑張りました。勝てて良かったと伝えたい」と、満面の笑みを浮かべた。

 淳美さんも5日に誕生日を迎えたばかり。父子の誕生日をこの日、勝利という最高の形で飾った向井は「一戦一戦をしっかり戦って、結果的に優勝できれば」。絶好調のバーステーボーイがチームを引っ張る。

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