◆第108回全国高校野球選手権大会第8日▽2回戦 仙台育英1―0花咲徳栄(12日・甲子園

 2022年夏の甲子園を制した仙台育英(宮城)が花咲徳栄(埼玉)との強豪対決を制し、2年連続で3回戦に進出した。夏の甲子園勝利数は節目の50となった。

 先発した背番号10の2年生右腕・古川諒弥が、埼玉大会でチーム打率3割9分5厘をマークした強力打線を相手に、ひるむことなく立ち向かった。初回から打たせて取るピッチングで、スコアボードに0を刻み続けた。開幕カードとなった5日の札幌日大戦でも6回途中を2安打1失点、7奪三振とゲームメイク。この試合は9回までマウンドに立ち続け、119球を投げ5安打2四球4三振、三塁も踏ませない完封劇だった。

 試合後の古川は「素直に完封できてうれしいです。仲間が点を取ってくれたので、その1点を守り抜こうという気持ちで投げました」と笑顔。「左バッターが多いということで、バックドアのスライダーが入れば、抑えられるという事前のデータもあった。実際バッグドアのスライダーが入ったことで、ストレートも刺さって、カーブを使った緩急でも効果的に投げることができた」と胸を張った。

 須江航監督(43)から先発を言い渡されたのは、この日の午前中。「須江生生とキャッチャーが先に話していて、キャッチャーから自分が先発っていうのは、一昨日から聞いてた」と“ネタバレ”を明かしつつ、「『お前が一番いいピッチャーだ』という言葉を掛けていただいて、自信にもなりましたし、その言葉を胸に投げることができたかなと思います」と指揮官の“魔法の言葉”に感謝した。(加藤 弘士)

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