◆第108回全国高校野球選手権大会第8日▽2回戦 仙台育英1―0花咲徳栄(12日・甲子園

 仙台育英(宮城)が花咲徳栄(埼玉)との強豪対決を制し、2年連続で3回戦に進出した。夏の甲子園勝利数は節目の50勝目となった。

 仙台育英のアルプスには輪島高校野球部の姿があった。

 2つの遠く離れた高校が交流するきっかけとなったのは2024年1月1日に発生した能登半島地震。輪島高校も大きな被害を受け、グラウンドで練習ができない日々が続いた。地震発生から約2か月が経った3月。

 仙台育英・須江航監督から連絡があった。「能登に活動場所がないだろうからこっちにきて思い切り野球をする環境を作ります」と招待受け、3日間の合同練習などが行われた。その後もメッセージボードやTシャツなどのプレゼントがあったという。

 「僕たちはワンチーム」。2011年3月11日の東日本大震災で被災した須江監督からの言葉だ。遠く離れた2つの被災地で支え合い、絆を生んだ。輪島高校野球部・冨水諒一監督は「この交流をこれからも続けたい。何かしてもらったら返すものなんだということをチームを通して学んでほしい」と語った。

 能登半島地震の当時、熊本の高野連からも支援があった。そんな中、7月28日に「令和8年熊本地震」が発生。冨水さんは「してもらった側なので何かできることはないか今考えています」と現在は熊本への支援を模索しているという。

編集部おすすめ