日経平均は一時6万3,000円を超え、やや過熱感があります。資産形成のために日経平均インデックスファンドに投資し続けるのも悪くないと思いますが、日経平均以外に投資対象を少しシフトしても良いと思います。
日経平均過熱?
先週(営業日は5月7、8日のみ)の日経平均株価は、1週間で3,200円(5.4%)上昇して、6万2,713円となりました。中東危機はまだ終わっていませんが、5月に入り米国株も日本株も先んじて戦闘終結・エネルギー危機回避を織り込んだ動きとなっています。日経平均およびナスダック総合指数、S&P500種指数が一斉に史上最高値を更新しました。
トランプ大統領が早期の戦闘終結・エネルギー価格鎮静化を目指していることがほぼ明らかであることから、エネルギー危機は回避され世界景気は好調を維持することを織り込みつつあります。
発表が続く企業の2026年1-3月期決算でAI・半導体関連の業績が好調であることを好感して、AI・半導体関連株の上昇が日米で加速していることも、5月の日米株高を牽(けん)引しています。
<日経平均週足:2024年1月6日~2026年5月8日>
日経平均は、高市早苗氏が自民党総裁選に勝利した10月4日以降、3段上げとなっています。
高市ラリー第一弾は2025年10月、高市氏の総裁選勝利を好感した外国人の買いで日経平均が急騰しました。ただし、その時点ではまだ自民党は少数与党であったため、政策実現への不安があり11月以降はいったん調整しました。
高市ラリー第二弾は2026年1月、想定以上に早い衆議院解散総選挙で自民党が大勝利したことを好感して、外国人の買いで急騰しました。ところが、3月に中東危機が起こると、エネルギー危機によって世界景気が悪化する不安から日経平均も一時急落しました。
そして、4月・5月の日経平均急騰が高市ラリー第三弾です。エネルギー危機を回避して世界景気は好調を保つ期待が高まったことから、改めて、高市政権の成長戦略を評価した買いが増えて、日経平均は急騰しています。
景気・企業業績の見通しは好調で、日本株の先高感が再び高まっています。とはいいつつ、日経平均の上昇ピッチは少し速すぎると思われます。2020年以降、大型株中心の上昇が続いてきたことから、大型株にやや過熱感があります。一方、小型グロース株・小型バリュー株には、出遅れ・割安感があります。
これからは、業績好調で株価が出遅れている小型株に注目していきたいと思います。
2020年以降大型株主体の上昇が続いてきた
2020年以降、日本株で「大型株好調・小型株不振」が続いてきました。2024年以降、小型株が持ち直してきていますが、それでも大型株対比では、大きく「出遅れ」ています。TOPIX100【注1】と、TOPIXスモール【注2】の動きを比較した表とグラフをご覧ください。
【注1】TOPIX100
東京証券取引所上場の時価総額の大きい100社から構成される株価指数
【注2】TOPIXスモール
東京証券取引所上場の時価総額の小さい銘柄から構成される株価指数。時価総額の大きい500社から構成されるTOPIX500に入らない指数対象銘柄全てが含まれる。
<東京証券取引所の小型株指数と大型株指数の騰落率比較:2020~2026年(5月8日)>
<TOPIX100とTOPIXスモールの月次推移比較:2019年末~2026年5月8日>
ご覧いただくと分かる通り、2020年以降、小型株よりも大型株の上昇率が高い展開が長引いていました。これは実は珍しいことです。過去は、小型株の方が大型株よりパフォーマンスが良い年が多かったからです。
2025年になってようやく、小型株が大型株を上回りました。過去の経験則では、金利上昇期は大型株の上値が重くなり、小型株が相対的に良くなる傾向があります。
経験則通り、金利上昇が目立つ2025年には、小型株のパフォーマンスが改善しました。私は、その傾向が2026年も継続すると予想しています。つまり、2026年も金利が上昇する中、小型株が大型株を上回るパフォーマンスを上げると予想しています。
参考まで、TOPIX100とTOPIXスモールの2001年以降のパフォーマンスを比較すると、図の通り、小型株の方が高くなっています。
<TOPIX100とTOPIXスモールの月次推移比較:2000年末~2026年5月8日>
今後、小型株のパフォーマンスが良くなると予想する四つの理由
2026年は、小型株が大型株を上回るパフォーマンスを上げると予想しています。グローバル展開している大型株の上値がやや重くなる中、AI関連の小型成長株や、好業績の内需小型株のパフォーマンスが良くなると予想しています。それには、四つの理由があります。
【1】経験則:大型優位と小型優位は循環する
最初の理由は、経験則です。2020~2024年まで5年、大型株優位の相場が続きました。ただし、「大型株優位」の相場と「小型株優位」の相場は、循環的に繰り返します。
【2】日本で金利上昇が続く可能性がある
過去の経験則では、金利上昇局面は、大型株のパフォーマンスが不振になり、小型株が相対的に見直される傾向があります。
【3】AI関連株の業績好調が続くと予想
日常生活やビジネスの中に、生成AIが密接に入り込んできています。これを受けて、AIエージェントサービスを提供する小型成長株の業績が良くなってきています。2025年は、AI関連株として、 アドバンテスト(6857) や ソフトバンクグループ(9984) など大型株の上昇が目立ちましたが、今年は、小型成長株も注目されると予想しています。
【4】東証のガバナンス改革進む
東京証券取引所が、株価純資産倍率(PBR)1倍割れ企業に「株主価値改善策の開示と実施」を求めてから、日本企業に自社株買いが増えてきています。この流れが続けば、PBR1倍割れが多い小型株が見直される可能性があります。
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(窪田 真之)

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