2026年6月26日、韓国メディア・韓国経済は、「韓国における主要高級ブランド品の販売価格が日本より安くなっている」と伝えた。ウォン安が進んだことに加え、ブランド各社が日本国内で相次いで価格を引き上げているためだという。
ブランド業界によると、24日の為替レート(100円=954.2ウォン)を基準にすると、シャネル定番のハンドバッグの韓国での定価は1790万ウォン(約188万円)で、日本の定価192万5000円を下回った。ルイ・ヴィトンの人気商品も韓国のほうが安く、一部には韓国価格が日本価格を上回る商品もあるものの、その差はわずかで、価格面でのメリットはほとんどないという。
記事は、韓国と日本でブランド品価格が逆転した最大の理由はウォン安だと指摘している。日本でも1ドル=160円前後の円安が続いているが、それ以上にウォン安が進んだ。また、世界的な価格の均一化を進めるブランド各社が、円安を受けて日本で積極的に価格を引き上げたことも影響しているという。
中国人観光客の立場で見ると、為替の恩恵はさらに大きい。前述のシャネルのバッグの価格を人民元に換算すると、韓国では7万9015元、日本では8万1044元となり、韓国のほうが約2.5%安い。ルイ・ヴィトンのバッグも韓国のほうが約4.9%安い。この1年間で人民元に対するウォンの価値が約19.5%下落し、円の下落率(約17.2%)を上回ったことが要因とされる。
円安により日本での買い物の魅力が相対的に低下していることに加え、中国政府による対日関係を制限する政策も続いていることから、高級ブランド品の購入意欲が高い中国人観光客は日本ではなく韓国を訪れると期待されている。好調な韓国の百貨店業界では、今後さらに業績が伸びると見込まれている。記事も見出しで「日本ではなく韓国でブランド品を買おう、中国人観光客が爆買い」と強調している。
ただ、百貨店業界関係者は「今年に入ってブランド各社が韓国での価格も大幅に引き上げており、今後の懸念材料となりそうだ」と話している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「ウォン安が円安よりかなり速いペースで進んでいる」「ウォンの価値はもう奈落の底だ」「まともな記者なら『中国人がブランド品を爆買いしてくれてうれしい』なんて記事は書かない」「喜んでいる場合か?ウォンの価値が下落して、韓国は東南アジアのようになってきているというのに」「ウォンの価値が下がるということは、国の格が下がるということだ」「韓国製品が優秀だから買われているわけではない。ウォンの価値がどん底まで落ちたから安く買い物ができると人が集まってきているだけだ。恥ずかしいことだ」「李在明(イ・ジェミョン)政権は国を崩壊させる気か?」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)











