2026年7月14日、中国メディア・封面新聞の微博(ウェイボー)公式アカウントは「LVはもはや中国市場に配慮なし?」と題し、高級ブランド「ルイ・ヴィトン(LV)」が中国国家知識産権商標局を提訴したことを報じた。

記事は、LVが中国の新興ティードリンクブランド「茉莉奶白」を相手取った商標訴訟で1000万元(約2億4000万円)規模の賠償金を勝ち取ったのに続き、国家知識産権局を提訴したと報道。

今月16日に北京知的財産法院で開廷される予定であると伝えた。

そして、関連する弁護士への取材を交え、今回の同局に対する訴訟が「商標権の授与・確定をめぐる行政訴訟」にあたり、商標自体の権利確定をめぐる争いであると言及。「簡単に言えば、今後の商標保護活動における障害を取り除くための布石である」と指摘した。

その上で、こうした強硬な商標保護活動が中国市場でのブランドイメージや売上に与える影響について、業界アナリストの見解を紹介。高級ブランドを消費するコアな富裕層は、知的財産をめぐる紛争や世論の逆風を理由に自身の購買行動を変えることはないため、「一連の世論の動きがブランドの主力事業の売上に打撃を与えるリスクは極めて低い」との見方を示している。

さらに記事は、LVが同局を提訴するのは今回が初めてではないことにも言及。これまでに同様の一審行政訴訟が少なくとも5件あり、そのうち3件でLV側の主張が認められて行政決定が取り消されたと紹介した。

この件について、中国ネットユーザーのコメントは、ブランド側の姿勢に強く反発する感情的な意見と、法律や市場構造を冷静に見つめる現実的な意見の2つに分かれている。

提訴に反発するユーザーからは、「わが国の伝統的な図案を盗んで商標登録したくせに、自らの権利だと主張している」「滅びる前に狂い咲いているかのようだ」「もう二度と買わない。中国市場からたたき出すべきだ」「今持っているバッグも中古回収業者に売り払いたい」といったコメントが寄せられた。

一方で、「相手は法律の話をしているのに、感情論で返してどうするのか」「すべてを法的なルートで解決しようとする動きは、わが国が法治社会であるとLVが認めている証拠だ」といった冷静な指摘が見られた。

また、購買行動への影響についても、「ネット上でボイコットを叫んでいるのは、そもそもLVの顧客層ではない人々だ」「結局のところ、これまで買っていた富裕層はこれからも買い続け、買えない人がネットで騒いでいるだけ」と分析するユーザーもいた。

(編集・翻訳/川尻)

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