台湾メディアのETtodayは21日、「日本の職人精神を手本に、新竹市が訪日し寺社修復技術を視察」との記事を掲載した。
記事によると、新竹市の林琨瀚副市長は7月16~19日、市政府チームを率いて国立台湾芸術大学古跡修復学科の教員・学生および関係機関とともに日本を訪問した。
新竹市の高虹安市長は、「新竹神社は日本統治時代に建設され、当時の一流建築家と専門の宮大工集団によって建てられたもので、新竹の建築史において非常に代表的な文化資産である」と説明。現在、第1期の修復工事は最も重要な段階である「建築測量および解体調査」に入っているという。
今回の視察では、より充実した参考資料を修復チームに提供するため、学術界の専門家とも連携した。国立台湾芸術大学古跡修復学科の協力のもと、日本の文化財修復現場を紹介してもらい、春日大社、東大寺、多坐弥志理都比古神社、金峯山寺仁王門、吉野神宮、鵤工舎(寺社建築会社)、山本瓦工業株式会社など、文化財や伝統工芸の中心地を実際に訪問し、深い学びを得たという。
林副市長は、「今回の視察では日本の全面解体と修理の運用を実際に見学し、『修理はすなわち研究である』という核心的な理念について深く学んだ」とコメント。視察団は、歴史的な価値を持つ原状を尊重することを前提に、文化資産の材料をどのように再利用するかについて検討したほか、日本の寺社が現代の鉄骨技術や耐震工法を導入し、地盤沈下の改善や構造安全性の強化を図っていることも学んだという。
また、日本の木造部分の修復工程についても理解を深めたといい、具体的には工場での仮組み、ほぞ接ぎなどの伝統的な木組み技術、そして「木の性質に合わせる」という木材活用の知恵など。瓦についても、原材料の成形から焼成、完成品に至るまでの一連の製造工程を見学し、伝統的な瓦葺きの工法や無形文化財に指定される技術継承についても知見を広めたという。
高市長は、「今回の視察と交流は新竹神社修復の模範事例になる。日本が国宝や重要文化財の保存、耐震技術の導入、伝統工法や職人技術の継承などの分野で示している専門性と厳格な姿勢は、今後の新竹神社修復における重要な参考になる」と強調。また、今後日本の専門家を新竹市に招き、交流や指導を行ってもらうことに「心からの歓迎」を表明した。











