22日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比2.67ポイント(0.07%)高の3867.03ポイントと小幅ながら3日続伸した。
 中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。
来週開催予定の中国共産党中央政治局会議では、下半期の経済政策方針や金融政策の方向などが決定される。ゴールドマン・サックスは最新リポートで、政治局会議では緩和的な表現が増えると予想。現在の状況について、大規模な金融緩和が打ち出される2024年半ばの状況に似ていると指摘した。そのほか、当局が相場支援スタンスを強めていることも引き続き材料視されている。
 ただ、上値は限定的。米追加関税の動きや、中東情勢の緊迫化が懸念されている。米通商代表部のダリア代表は21日、トランプ政権が新たな関税措置を近く導入する可能性を示唆した。一方、米国とイランの攻撃応酬がとまらず、原油相場の上昇は続いている。21日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比2.0%高の84.91米ドル/バレルと3日続伸。6月上旬以来、約1カ月半ぶりの高値水準で推移している。指数は安く推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、産金や非鉄、石油・石炭など資源関連の上げが目立つ。
赤峰黄金(600988/SH)が7.7%高、紫金鉱業集団(601899/SH)が6.6%高、江西銅業(600362/SH)が5.5%高、中国アルミ(601600/SH)が2.9%高、中国海洋石油(600938/SH)が4.7%高、陝西煤業(601225/SH)が3.8%高で引けた。市況高が追い風。昨夜のNY商品取引所で金先物は反発し、22日の時間外取引で大幅上昇している。上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、銅など主要な非鉄金属の先物が高く推移。原油相場も続伸している。
 銀行・保険株もしっかり。交通銀行(601328/SH)が2.1%、招商銀行(600036/SH)が1.9%、中国農業銀行(601288/SH)が1.4%、中国太平洋保険(601601/SH)が3.5%、中国人寿保険(601628/SH)が2.1%、中国平安保険(601318/SH)が2.0%ずつ上昇した。海運株、公益株、消費株、不動産株も買われている。
 半面、ハイテク株は安い。光ファイバーケーブルの長飛光繊光纜(601869/SH)が9.9%、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)と通信機器製造・販売の江蘇永鼎(600105/SH)がそろって7.1%、半導体装置メーカーの吉林華微電子(600360/SH)が4.5%ずつ下落した。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、プリント基板(PCB)大手の生益電子(688183/SH)が8.4%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は2.3%逆行安している。
そのほか、証券株、医薬株、自動車株、通信・メディア株、インフラ関連株の一角なども売られた。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.19ポイント(0.07%)安の271.52ポイント、深センB株指数が9.80ポイント(0.87%)高の1134.19ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
編集部おすすめ