22日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比239.63ポイント(0.95%)安の24892.66ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が109.61ポイント(1.31%)安の8251.07ポイントと続落した。売買代金は3127億6310万香港ドル(約6兆5086億円)にやや拡大している(21日は2899億4270万香港ドル)。

 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米追加関税の動きや、中東情勢の緊迫化が懸念されている。米通商代表部のダリア代表は21日、トランプ政権が新たな関税措置を近く導入する可能性を示唆した。一方、米国とイランの攻撃応酬はとまらず、原油相場の上昇が続いている。21日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比2.0%高の84.91米ドル/バレルと3日続伸。6月上旬以来、約1カ月半ぶりの高値水準で推移している。
 ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感などが支えだ。来週開催予定の中国共産党中央政治局会議では、下半期の経済政策方針や金融政策の方向などが決定される。ゴールドマン・サックスは最新リポートで、政治局会議では緩和的な表現が増えると予想。現在の状況について、大規模な金融緩和が打ち出される2024年半ばの状況に似ていると指摘した。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ネット関連の下げが目立つ。
中国オンラインゲーム大手の網易(ネットイース:9999/HK)が7.4%安、インターネットサービス大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が7.0%安、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が5.3%安で引けた。
 自動車セクターも安い。浙江零ホウ科技(9863/HK)が5.3%、蔚来集団(9866/HK)が4.0%、吉利汽車HD(175/HK)が3.7%、奇瑞汽車(9973/HK)が3.1%ずつ下落した。
 大規模言語モデル(LLM)など人工知能(AI)技術の銘柄群も急落。ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が11.4%安、滴普科技(1384/HK)と雲知声智能科技(9678/HK)がそろって6.5%安、北京深演智能科技(2723/HK)と北京智譜華章科技(2513/HK)がそろって3.6%安で取引を終えた。
 半面、産金・非鉄セクターは高い。赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が15.4%、霊宝黄金(3330/HK)が15.1%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.8%、江西銅業(358/HK)が4.2%ずつ上昇した。金属市況高も追い風。昨夜のNY商品取引所で金先物は反発し、22日の時間外取引で大幅上昇している。上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、銅など主要な非鉄金属の先物が高く推移。業績期待も高まった。
 本土マーケットは3日続伸。
主要指標の上海総合指数は、前日比0.07%高の3867.03ポイントで取引を終了した。産金や非鉄、石油・石炭など資源関連が高い。銀行・保険、海運、公益、消費、不動産なども買われた。半面、ハイテクは安い。証券、医薬、自動車、通信・メディア、インフラ関連の一角も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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