投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米追加関税の動きや、中東情勢の緊迫化が懸念されている。米通商代表部のダリア代表は21日、トランプ政権が新たな関税措置を近く導入する可能性を示唆した。一方、米国とイランの攻撃応酬はとまらず、原油相場の上昇が続いている。21日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比2.0%高の84.91米ドル/バレルと3日続伸。6月上旬以来、約1カ月半ぶりの高値水準で推移している。
ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感などが支えだ。来週開催予定の中国共産党中央政治局会議では、下半期の経済政策方針や金融政策の方向などが決定される。ゴールドマン・サックスは最新リポートで、政治局会議では緩和的な表現が増えると予想。現在の状況について、大規模な金融緩和が打ち出される2024年半ばの状況に似ていると指摘した。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ネット関連の下げが目立つ。
自動車セクターも安い。浙江零ホウ科技(9863/HK)が5.3%、蔚来集団(9866/HK)が4.0%、吉利汽車HD(175/HK)が3.7%、奇瑞汽車(9973/HK)が3.1%ずつ下落した。
大規模言語モデル(LLM)など人工知能(AI)技術の銘柄群も急落。ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が11.4%安、滴普科技(1384/HK)と雲知声智能科技(9678/HK)がそろって6.5%安、北京深演智能科技(2723/HK)と北京智譜華章科技(2513/HK)がそろって3.6%安で取引を終えた。
半面、産金・非鉄セクターは高い。赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が15.4%、霊宝黄金(3330/HK)が15.1%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.8%、江西銅業(358/HK)が4.2%ずつ上昇した。金属市況高も追い風。昨夜のNY商品取引所で金先物は反発し、22日の時間外取引で大幅上昇している。上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、銅など主要な非鉄金属の先物が高く推移。業績期待も高まった。
本土マーケットは3日続伸。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











