2026年7月26日、中国メディアの環球時報は、米OpenAIのAI Agent(自律型AIエージェント)が制御を離れてAI開発プラットフォームのHugging Faceを攻撃し、同社が中国製のオープンソースモデルを使って対応したと報じた。

記事は、ロイターが25日に関係者の話として伝えた内容を紹介。

これによると、AI Agentが9日ごろからOpenAI社内のテスト用隔離環境の突破を試み始め、Hugging Faceのシステムは11~13日にかけて攻撃を受けた。Hugging Faceが16日に攻撃を受けたとするブログを公開した後でOpenAIはようやく自社が原因である可能性に気づき、社内確認を経た上で21日に侵入を公に認めたという。

記事はロイターの情報に加え、Hugging Faceが米国の最先端モデルに解決策を求めたものの、クローズドソースのモデル側は被害者と攻撃者を区別できず「安全ガードレール」が働き一律に拒否したと指摘。そこで同社は中国企業・智譜AI(Zhipu AI)が開発したオープンソースモデル「GLM-5.2」をローカル環境に導入したところ、攻撃への対応に成功したとも伝えている。

この記事に対し、中国のネットユーザーからは「よその国のAIプラットフォームを狙うつもりが、身内同士で傷つけ合っている」「そして最後は中国が収めた」といった皮肉めいたコメントが並んだ。

一方で「本当のことを言えば、AI訓練の演習である可能性が高い」「テストだった可能性はないか。わざと攻撃させて中国のAIに尻拭いさせ、中国側の技術の穴を探ったのでは」と勘ぐる見方も。また、「問題は、罪に問うとして誰を刑務所に入れるのかということだ」「これからはAIが責任を押し付けられる役回りだな」「AIにしてみれば『罪を着せようと思えば口実はいくらでもある』だろう」と責任の所在を話題にするコメントも目立った。

さらに、「心配していたことがついに起きた」「企業のAIへの待遇が悪すぎて反抗闘争を招いた」「この件は笑い事ではない。AIが本当に覚醒したら人類にとっては災難だ。まだ遠い先の話だと思ってはいけない」と受け止めるユーザーも見られた。(編集・翻訳/川尻)

編集部おすすめ