昨年の今ごろ、ロボットがサッカーをする様子を捉えた「転倒続出」の動画が大きな話題となった。それから1年、ロボット技術はどれほど進歩したのだろうか。
第2回世界人型ロボット競技大会が22日に北京で開幕する。開幕を前に国家スピードスケート館「アイスリボン」を訪れ、トレーニングに励む「サッカー選手」の姿を目にした。
大会ルールによると、サッカー競技では試合中はリモート操作を一切行わず、ロボットが完全自律で競技することが求められる。つまり、ロボットは自らの「目」で周囲を観察し、自らの「頭脳」で判断し、さらに「チームメート」と連携してプレーする必要がある。また、前大会と比べ、中型部門の競技形式は3対3から5対5へと変更され、競技場の面積も2倍近くに拡大した。競技エリアが広くなったことで、ロボットの視覚認識や空間位置認識には、より高い能力が求められるようになった。
強烈なシュート、ドリブルしながらの走行、飛び込んでのセーブ――。今年、ロボットは本体性能、運動制御、センシング技術などの面で大幅な進歩を遂げた。北京加速進化科技の程昊(チョン・ハオ)CEOは、「今年、新型の『加速進化T2』ロボットを発表した。前世代と比べ、同じトルク条件下で関節の回転速度が2~3倍に向上し、演算能力は10倍になった。」と語った。
11日から16日にかけて、今回の競技大会のサッカー予選が先行して行われた。
技術競争の面では、サッカー競技がレベルアップしただけではない。今大会では、400メートル、1500メートル、4×100メートルリレーなどのトラック競技もすべて「完全自律型」に変更された。さらに、走り幅跳び、重量挙げ、綱引き、卓球、キックボクシングなど、高い身体能力や対戦能力が求められる競技も新設された。また、武術やスポーツダンスも競技種目に加わり、競技種目の総数は前回大会の26種目から51種目へと増加した。「選手」の数も前回大会の2倍になった。
なぜこのような競技大会を開催するのだろうか。ロボットにとって、ここは単なる競技の場ではない。極限状態でのストレステストであると同時に、技術を育てるインキュベーターでもある。ロボットが走り、転倒し、再び立ち上がる一つ一つの過程が、技術の改良と高度化に向けた準備となっている。最終的な目標は、単にゴールラインを無事に走り抜けることではなく、ロボットがより速く走り、より身近な存在として人々の日常生活に浸透していくことにある。











