中国ではここ数年、ペットフード市場が活気を保っています。しかしペットフード企業が利益を得るのは次第に難しくなっています。
中国の大手ペットフードメーカーである中寵食品の財務報告によると、2026年上半期売上高は前年同期比34.9%増の32億8000万元(約776億円)だった一方で、親会社株に帰属する純利益は同37.6%減の1億3000万元(約31億円)でした。売上高の構成を見ると、ペット用スナック(おやつ)では同34.4%増の20億6000万元(約487億円)、ペットの主食では同27.3%増の10億元(約237億円)でしたが、粗利益率はそれぞれ7ポイントと約2ポイント低下しました。
中寵食品は利益の減少について、一つは原料費の高騰が利益を圧迫したこと、すなわち売上原価が45.7%増になって売上高の伸びを上回ったたこと、もう一つとしてはブランドPRのための投資の拡大に伴って販売費が膨らみ、2026年上半期の販売費が同46.3%増の4億3000万元(約10億9000万円)になったことを挙げました。
注目すべきは、2025年より前は中国国内のペット関連上場企業の業績が2桁あるいは3桁台の成長を続けていたことです。中寵食品の純利益は2023年には141.5%増、2024年には42.6%増でしたが、2025年には7.3%の減少に転じ、2026年上半期は減少がさらに加速する兆しが見られました。
アジアペット展では、ペットフード業界で「増収減益」が見られる背景には、競争の激化に加え、市場の成長ロジックの変化があることが分かりました。「ペット業界青書:2026年中国ペット業界発展報告」によれば、2023年以降は業界成長率が4%~5%程度にとどまり、ペットの飼育数の増加に頼って成長する時代は終わりました。今後5年間の主戦場は、産業の構造変化によってもたらされるチャンスをいかにつかむかに移行します。例えば、ペットフード業界の競争はすでに、配合の開発と原料トレーサビリティ(原料の出所追跡)に移行しました。(提供/CGTN Japanese)











