23日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比9.74ポイント(0.25%)高の3876.78ポイントと4日続伸した。
 前日までの好地合いを継ぐ流れ。
相場の下値不安が和らいだことや、中国の政策に対する期待感が支えだ。中国ではこのところ、過度な株安を防ぐため、「国家隊」と呼ばれる中国の政府系投資会社が国有企業株を中心に株式の買い支えに動いているほか、大手国有企業の自社株買いや保険会社の投資比率引き上げなどの報道も相次いでいる。一方、月例の中国共産党中央政治局会議は来週開催される予定。今回は、下半期の経済政策方針や金融政策の方向などを決定する重要度の高い会議となる。ゴールドマン・サックスは最新リポートで、会議では緩和的な表現が増えると予想。大規模な金融緩和が打ち出される可能性にも言及した。
 ただ、上値は限定的。米国とイランの攻撃応酬に歯止めがかからず、原油高止まりやインフレ高進の警戒感も強まっている。指数は安く推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、電力設備の上げが目立つ。中国西電電気(601179/SH)と保定天威保変電気(600550/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、特変電工(600089/SH)が8.8%高、東方電気(600875/SH)と河南平高電気(600312/SH)がそろって6.2%高で取引を終えた。特需が期待される。
関係部局が23日、「再生可能エネルギー発展第15次5カ年計画」を発表。風力・太陽光など再エネ発電について、全発電設備に占める比率を50%超に高める。また、人工知能(AI)産業拡大を背景に、電力消費量が強大なAIデータセンターの建設が相次いでいることもプラス材料だ。ゼネコンや建機、建材などインフラ建設株も物色されている。
 非鉄・レアアース株も急伸。山東南山リョ業(600219/SH)が10.0%(ストップ)高、江西銅業(600362/SH)が4.7%高、中国アルミ(601600/SH)が3.7%高、広晟有色金属(600259/SH)が3.1%高、中国北方稀土(600111/SH)が2.9%高で引けた。そのほか、金融株、公益株、エネルギー株、自動車株、運輸株、軍需産業株なども買われている。
 半面、半導体株は安い。半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が6.5%、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が5.8%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が3.8%、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.9%ずつ下落した。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体ファウンドリー中国大手の華虹半導体(688347/SH)が12.6%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は3.8%逆行安している。そのほか、消費株、医薬株も売られた。

 外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.02ポイント(1.48%)高の275.54ポイント、深センB株指数が11.61ポイント(1.02%)高の1145.80ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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