24日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比247.58ポイント(0.98%)安の24963.23ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は81.61ポイント(0.98%)安の8271.06ポイントと反落した。売買代金は2098億7680万香港ドル(約4兆3801億円)に縮小している(23日は2334億8040万香港ドル)。

 投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。中東情勢の緊迫化で原油相場が急騰し、インフレ懸念も高まっている。イエメンの親イラン武装組織フーシ派は23日、サウジアラビアに対する海上封鎖を巡り、紅海でサウジの石油タンカー2隻を攻撃したと発表。バベルマンデブ海峡につながる紅海は、ホルムズ海峡に継ぐアジアと欧州を結ぶ重要航路だ。トランプ米大統領は大規模なイラン攻撃を示唆している。原油高が経済活動の足かせになると不安視された。また、インフレ懸念で米利下げ期待が後退したこともマイナス材料。香港は金融政策で米国に追随するため、域内金利の高止まりも警戒された。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ガラス生産の信義玻璃HD(868/HK)が5.1%安、モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.5%安、ゴールドジュエリー販売の老鋪黄金(6181/HK)が4.3%安と下げが目立った。
 セクター別では、非鉄・産金が安い。洛陽モリブデンのほか、江西銅業(358/HK)が4.3%、中国アルミ(2600/HK)が3.8%、霊宝黄金(3330/HK)が5.2%、紫金鉱業集団(2899/HK)が3.4%ずつ下落した。金属市況安が逆風。
24日の上海期貨交易所(上海先物取引所)では、銅など主要な非鉄金属の先物が安く推移している。ほか、昨夜のNY金先物は3日ぶりに急反落した。
 中国の不動産セクターもさえない。碧桂園HD(2007/HK)が5.9%安、世茂集団HD(813/HK)が5.8%安、中国金茂HD(817/HK)が5.0%安、広州富力地産(2777/HK)が3.9%安で引けた。
 半面、半導体セクターの一角は高い。キン捷電子科技(江蘇)(6675/HK)と瀾起科技(6809/HK)がそろって6.7%、上海天数智芯半導体(9903/HK)が3.5%、合肥晶合集成電路(2249/HK)が2.0%ずつ上昇した。
 本土マーケットは5日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.61%安の3814.20ポイントで取引を終了した。素材が安い。発電、医薬、インフラ関連、不動産、自動車、消費、運輸、保険・証券、エネルギーなども売られた。半面、半導体は高い。銀行も買われた。

(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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