中国メディアの快科技は22日、北京現代汽車の李鳳剛(リー・フォンガン)総経理が「オーナーがテストドライバーになっている」と中国の一部自動車メーカーに見られる問題を批判したことを報じた。

記事によると、李氏は上海市内でこの日開かれた2026中国自動車フォーラムで講演した際、短期間で開発された車を巡る業界の問題に言及。

「一部メーカーは新型車の市場投入を急ぐために重要な試験プロセスを省略しており、その結果、オーナーがテストドライバーの役割を担わされている」として、これによって非常に多くのリスクがもたらされると指摘した。

李氏はさらに、「部品を車両に搭載する過程で通常は設計検証と量産検証の二つの段階を経る必要があるが、あるブランドではこの二つのうちの一つしか行っていない」とし、これが質のばらつきなどの原因になっていると説明した。

記事は、こうした李氏の発言を「現在の自動車業界が抱える『スピード重視、クオリティー軽視』という課題を直接突くものだ」と評し、近年、新エネルギー車市場では競争が激化し、新型車の更新サイクルは以前の3~4年から18カ月、さらにはそれ以下に縮められていると伝えた。

一部ブランドでは市場の好機をつかむために検証プロセスを縮小する状況も珍しくなく、消費者が車を買った後に異常音や故障などの問題にたびたび直面する背景には検証が十分に行われていないことがあるという。(翻訳・編集/野谷)

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