14日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比279.66ポイント(1.10%)安の25116.85ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が85.66ポイント(1.02%)安の8340.83ポイントと4日続落した。売買代金は2541億7920万香港ドル(約5兆1572億円)に縮小している(13日は2637億1010万香港ドル)。

 様子見ムードが漂う流れ。中国の経済動向を見極めたいとするスタンスが買い手控えにつながっている。中国本土では週明け17日に、7月の月次経済統計がまとめて公表される予定。最新の市場コンセンサスでは、小売売上高が持ち直す一方、鉱工業生産は鈍化し、年初来の固定資産投資や不動産投資は縮小率が拡大する見通しだ。これまでに報告された貿易や物価の統計では、内需の弱さが示されている。一方、香港では主要な上場企業の決算報告が本格化。業績動向に着目した売買も活発化している。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、宅配サービスの京東物流(JDロジスティクス:2618/HK)が13.7%安、中国電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK)が10.4%安、不動産デベロッパー香港大手の長江実業集団(CKアセット・ホールディングス:1113/HK)が6.4%安と下げが目立っている。京東物流の中間決算は予想を下回り、京東集団の4~6月期決算は上場来で初めての減収。長江実業の中間決算は前年同期比37.8増益と堅調だったが、資産売却など特別利益を除く本業の増益率は5%程度とさえなかった。
 セクター別では、医薬が安い。剤泰科技(北京)(7666/HK)が8.2%、晶泰HD(2228/HK)が4.1%、英セキ智能(3696/HK)が3.9%、江蘇恒瑞医薬(1276/HK)が3.7%ずつ下落した。

 人工知能(AI)関連の銘柄も急落。ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が12.7%安、北京智譜華章科技(2513/HK)が3.6%安、北京深演智能科技(2723/HK)が3.3%安、青島創新奇智科技集団(2121/HK)が3.1%安で引けた。
 そのほか、半導体ファウンドリー中国大手の華虹宏力半導体(1347/HK)が11.5%安。同社の4~6月期決算は利益4.9倍と好調だったが、投資家の高い期待にはとどかず、7~9月期の売上高見通しもブローカー予想を下回った。
 半面、産金セクターは物色される。中国黄金国際資源(2099/HK)が14.6%、霊宝黄金(3330/HK)が4.2%、紫金鉱業集団(2899/HK)と赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)がそろって1.0%ずつ上昇した。
 他の個別株動向では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.8%高。4~6月期決算が予想を大幅に上回ったほか、7~9月期のガイダンス(業績見通し)も強気だったと評価されている。そのほか、香港地下鉄など運営の香港鉄路(MTR:66/HK)が2.8%高。中間決算の106%増益が好感された。
 本土マーケットは小反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.01%高の3927.18ポイントで取引を終了した。
ハイテクが高い。石炭・石油、通信、素材、軍需産業なども買われた。半面、不動産は安い。医薬、公益、消費、自動車、金融も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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