中華?イタリアン? ナポリタン焼きそばを食べてみた
(上)定番のパッケージもちょっとカラフルでかわいらしい (下)あっという間にできあがる「ナポリタン焼きそば」
以前、和食ともイタリアンともいえそうな稲庭うどんのパスタを食べてみたが、またまた心惹かれる商品を発見。その名も「ナポリタン焼きそば」。


製造元はマルちゃん焼きそばでおなじみの東洋水産。というだけで、なんだか味も期待できそうではないか。近所のスーパーで見つけたのでさっそく購入して作ってみた。作り方は普通の焼きそばと同様でいたって簡単。炒めてソースを絡めるだけ。具にベーコンやピーマンを使うとナポリタンらしくなる。ササッと仕上げていざ試食。

とりあえず出たのは、「ウマイ〜!」のひとこと。本当においしい。ケチャップ味のソースが懐かしい感じなのも嬉しい。しかも見た目も味もしっかりナポリタンなのに、やっぱりちゃんと焼きそばなのだ。独特の麺の食感が焼きそばを食べていることを実感させてくれる。


それにしてもこの組み合わせは絶妙。そこで製造元である東洋水産の担当の方に、ナポリタンソースと焼きそばという組み合わせで商品をつくろうと思った理由を聞いてみた。
「『ナポリタン』にニーズがあると考えました。ナポリタンスパゲティはお子様にも人気があり、特にお昼に食べられている方も多いようです」
確かに、ナポリタンの味が好きな子どもは多い。

「でもナポリタンスパゲティを作ろうとすると、お湯をわかして、麺をゆでてから、フライパンで炒める――と主婦にとってお昼に食べるにはちょっと面倒なメニューですよね。また、炒めるだけのゆで麺パスタ系の商品は麺がやわらかいものもありますし……」
私は主婦ではないが、思わずウンウンとうなずいてしまった。

「それが蒸し麺である焼そばを使うことで、麺はいつもの満足している焼そばの食感で、ゆでる必要のない簡単な『ナポリタン』をつくることができる商品が提供できると発見したんです」
簡単で、しかも食べても満足できるナポリタンを消費者に提供したいという願いで開発したというこの商品、知らなければ焼そばであることに気が付かない人もいるそうだ。

「ナポリタン焼きそば」は2006年2月6日に発売が開始され、マルちゃん「焼そば3人前」シリーズに仲間入りしたばかり。同シリーズでは、他に定番の焼きそばと塩焼きそばを展開中。どれも麺は同じで、違いはソースのみとのこと。

ちなみに同社の粉末ソース、実は野菜炒めやチャーハンにも合うのだそう。また肉(特にステーキなど厚い肉)を、粉末ソースを水30〜50mlに溶いたものに10分〜20分位つけておくと、やわらかく仕上げることができ、しかも味付けはそれだけでOKだという。
粉末ソースが余ったらぜひ試してみたい。

人気のナポリタンと焼きそばの組み合わせは、子どものみならず大人もクセになる味。ぜひ一度お試しあれ。
(古屋江美子)
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